僕の45年間―173 画家村上肥出夫に会いた2011/09/03 23:13

 僕のイギリスでの交通裁判の経験を書き終えたのは2011年7月26日でした。僕の45年間―172
http://tadashi.asablo.jp/blog/2011/07/26/5985143

 また、昔の話に戻ろうかと思います。

 交通裁判を経験したことで僕は英語にそれまで以上に自信が持てるようになりました。今でもあの日のことを思い出すと緊張を覚えるくらい、僕にとっては大変難儀なことでした。しかし、少なくても、と僕は当時思いました。法廷で裁判官に伝えたいことを伝えることが出来たのだから、つまりは、僕の考えは通じたということだ、と。合わせて、僕にとって大事だったことは英語の発想の仕方で話すことが出来た、と思えたことでした。


 英語学校で個人授業を受けていた頃、僕の希望で講師と議論の真似事をするような勉強をしました。しかし、僕が言わんとしていた事がなかなか伝わらないという経験をしました。無論、英語そのものが未熟であったということもありますが、僕には発想の仕方というか論点の置き方が違うような気がしていました。中でも僕が意識をし始めていたことは物事の「優先順位」についてでした。


 余談ですが近頃、TVに出てくる評論家などが「プライオリティーpriority」という言葉を使っているのを見かけます。僕はどうして日本語を使わず英語をカタカナにして使うのか合点がゆきませんでした。しかし、考えてみると日本語で「優先順位」という言葉はあまり使われていなかったのではないかと思い始めました。あるいは生活の中で明確に優先順位を意識することが無かったのかなという気もします。

 交通違反の罰金は支払わなくても良くなり、英語には自信がつき、また、パリで英語を試したくなりました。画家の村上肥出夫さんにも会いたくなっていました。


 写真は僕の好きな「ハム&チーズ オン トースト」
 いつも食べ始めてからか、食べ終わってから写真を撮ることに気づきます。パリで。 2005年12月
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