僕の45年間-172 ― 2011/07/26 22:25
その日の昼食は僕の大好きなイングリッシュソーセージとフライドポテトでした。奥さんはたくさん食べて頂戴と太いソーセージを3本も僕の皿に乗せてくれました。第1婦人、第2夫人も来ていて一緒に喜んでくれました。口々に「Congratulations! Sakaおめでとう、サカ」と言ってキッスをしてくれました。
その日の昼食は裁判の話でもちきりになり、結局、午後の仕事は無しになってしまいました。
パットさんは「俺も裁判所に行こうとは思ったんだ。しかし、もし有罪になったらなんと声をかけようかと思い、結局いけなかった」と「告白」をしてくれました。
食卓の皆は僕が被告人として、また、弁護人としてどんな話をしたのかを聞きたがりました。無論、パットさん一家の誰も裁判所の中へ入ったこともなく、知識は僕と同じくTVニュースとかドラマの裁判シーンだけでした。ドラマのように12名の陪審員はいたのかとも聞かれました。僕は、そこまで大げさな裁判じゃないと言いましたら、それはチョッと物足りなかったなとパットさんは勝手なことを言っていました。
僕は自慢気に、そして少々大げさに、僕の弁舌を披露しました。皆、手をたたきながら「そうだ、そうだ」と合いの手を入れてくれました。
裁判は僕にとっては2つの意味で「大事件」でした。後にも先にもこの経験しかありませんが裁判というものを傍聴者としてではなく当事者として経験したこと、もう一つは英語に多少の自信を持てるようになったことです。これを機に、だんだん、中学時代からの英語への劣等意識が薄れてゆくような気配を感じ始めたのは大きな収穫でした。
写真はパリ・アーケード内のレストランの様子。2008年11月。
コメント
_ nakky ― 2011/07/26 23:55
_ 大坂忠 ― 2011/07/27 00:16
お付き合いを下さってありがとうございます。
英語で「飯を食う」などとは考えも及びませんでした(笑)
明日からはしばらく展の様子を書きます。
どうぞよろしく。
_ nakky ― 2011/07/27 08:44
凄く雰囲気の良いロケーションですね。
でもなんか、ヨーロッパ、移民政策を巡って
ちょっと危なっかしい空気に感じられます。
オオゴトに発展しなければいいのですが・・
_ 大坂忠 ― 2011/07/27 10:24
_ nakky ― 2011/07/27 12:02
勝手に思っています。
リンク先、見ました。
「青空市場」っていう雰囲気ですね。
日本語では「○○市」といったところでしょうか・・・
_ 大坂忠 ― 2011/07/27 14:23
言葉としては正しく、ですよね。
>「青空市場」
たくさん行ったことがあるわけではありませんが、他に僕の写真のような「狸小路」的なも市中の方々に見かけます。
どっちも楽しいですね。一日一杯ぶらぶらして、昼ごはんを食べ、お茶をして・・。
NYのマーケットも楽しいですよね。
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今度ばかりは乗り切れるのか?とハラハラしました。
こういうことがあると、ほんと色々な意味で
自信が倍加されるのでしょうねぇ・・・