写真展「NY・マンハッタンの主たち」2011/09/12 23:50

 僕が今まで発表した作品は3本あります。それらはドキュメンタリー写真かそれに近いものです。
 今回の「NY・マンハッタンの主たち」は始めての、ドキュメンタリーではない作品です。いわゆる街撮り、ストリート・スナップショットstreet snapshotという手法で撮った作品です。過去の多くの写真家は、写真はストリート・スナップショットで始まり、ストリート・スナップショットで終わると言っています。僕にはその真意はまだ分かっていませんが・・・。


 初めてアメリカを旅行したのが2006年のニューヨークでした。いつかはアメリカへ行ってみたいと思っていました。しかし、時間とお金が許すときにはどうしてもパリへ、という気持が強く、なかなかアメリカへ行く機会がありませんでした。
 しかし、仕事の整理を少しずつやり、時間に余裕が出来始めて、パリへ行く機会はまたあると思えるようになりました。

 そのときニューヨークに滞在したのはあわただしい4泊だけでした。
しかし、撮った写真を帰りの機内で、ノートPCを使って整理をしながら「撮れているなァ」と思ったのです。カメラは出発直前に購入した小型で軽量のペンタックスK10Dで、持参したレンズは標準ズーム1本だけでした。
 「撮れているなァ」と思ったのが引き金になって、もしかしたらいつかは個展が出来るくらいの作品にすることが出来るかもしれないと思い始めました。


 2009年にペンタックスで「下北半島にて」の個展をやらせてもらいました。僕はそのときに妻に言いました。「ニューヨークの写真でまたここに戻ってくる」と。
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