僕の写真歴、おしまい2011/09/02 20:22

 僕にとって最も刺激的な出会いは安友志乃であり氏が主宰していた「ロゴスファクトリー」という写真講評会でした。振り返って見ると、氏とお目にかかっていなかったら個展を開くなどと考えもしなかっただろうと思います。その会で、大きなテーブルの上を行き交っていたいろいろなお話は、得てしてこぢんまりと考えがちだった僕にとって大変貴重なことでした。僕でも公募に応募する勇気さえあれば、東京の銀座や新宿で個展ができるかもしれないと思わせてくれたのでした。
 

 最も大きなことは安友氏に「本気で写真をやりたいの?」と問われたことと「ただ撮っただけじゃないの」という批評でした。また、何を表現したいのかを文章化することの大切さも教わりました。公募に応募する際には「作品説明」が求められます。その文章も同じだろうと思います。


 僕の場合には、コンタクトは作りません。モニターを見て使えそうな写真をA5サイズにプリントをし、同時に「ワークプリント」というファイルに入れます。次に「最終プリント」のファイルを作るまで、心の中でぶつぶつ言いながら文章を考えます。
 撮影中にも言葉で考えるようにしています。「遠友塾」の時には、「千代さん」のときの経験を踏まえてそのことを強く意識していました。ファインダーを見ながら考えていた言葉は「尊厳」や「交流」、「開放」「楽しく」でした。具体的な言葉が浮かんでくると「感性+言葉」でファインダー内の構図が明確になってくるような気がします。
 

 さて、写真を再開してから3作目となる「マンハッタンの主たち」はいわゆる街撮りの作品です。今までのドキュメンタリー写真とは少し異なります。
 妻とニューヨークの街を散策しながら撮った写真の中からマンハッタンの人々の息遣いが見える写真を中心に組み立てて見ました。会場はペンタックスフォーラム新宿です。お出かけいただいてご感想をお聞かせくださるとうれしいです。


 長々と、しかし、大変短い僕の写真歴を書きましたがこの話題はここで終わります。


 写真は下北のむつ市で個展をやったときの東奥日報新聞記事 2009年10月
Free Access Counter Templates