写真展「NY・マンハッタンの主たち」2011/09/13 22:04

 僕の人生で最初の個展が「玉撞き屋の千代さん」で2009年2月でした。2回目が「下北半島にて」で、ペンタックス新宿で同年の10月でした。それぞれの会場ではお客さんが途絶えたことが何度もありました。そんなときは静かになった展示会場を見回して心の中で幾度となく呟きました。2年後にこの会場でまた個展が出来るだろうかと。何度も呟いているとだんだん「無理だろうな」という気持ちが「もしかしたら」に変わるものです。


 ご存知かどうかわかりませんがキヤノンやペンタックスが主催するギャラリーの公募は、審査を通過し、個展をやった場合、その後の2年間は応募ができません。多くの方に機会を提供するという意図だと思います。
 僕の今年、2011年は6月のキヤノン銀座に始まって、札幌、梅田と展をやりました。そして、今度は作品とメーカーを変えてペンタックス新宿で「NY・マンハッタンの主たち」をやります。今年も2009年と同じように大変欲張りのように見えるかもしれません。


 先回も書きましたが初めてニューヨークを旅行したのが2006年12月でした。そのときには初めてのアメリカであり、ニューヨークということもあり、文字通りのお上りさんのような気分で気楽なものでした。ましてや写真を撮って個展に応募するなどとは考えてもいなかった事でした。安友志乃氏にお目にかかったのは2008年4月でしたから、写真を発表するという意識が自分の気持ちの中で明瞭になるまではしばらく時間がかかりました。


 2006年には「撮れているなァ」と思ったものの、次の目標が見えてはいませんでした。せいぜい自前のカレンダーを作って楽しむ程度でした。
 それから3年経ち、2009年に人生初の個展を経験し、次第に「ニューヨーク」をまとめてみたいと思うようになりました。

 写真:ホテルにチェックインした時にはもう夕食時を過ぎていました。まずは腹ごしらえと思い、ホテルを出たとたんにバッタリ。僕はこれこそ映画やドラマで観る「NYPD*だ」と思い撮りました。
*NYPD= New York City Police Department(ニューヨーク市警)
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