今日は検診日 ― 2013/03/25 21:06
予約時間はいつも大幅にずれ込むのが常ですから、受診前に早目の昼食をと思って院内の食堂へ行きました。ちょうど昼前ということもあってか比較的すいていました。僕が食券を買っている間に妻は奥まったところにテーブルを確保していました。我々のテーブルの隣には60歳後半くらいの女性が2人か3人座っていました。
「うちの旦那はネ、塩辛にしょうゆをかけるのよ」と話しているのが背中から聞こえてきました。
僕にとっては、塩辛は最も不得意な食べ物です。しかし、文字通りの塩分十分の食品であることは分かります。妻の顔は「すごいね」という表情でした。
「それがね、旦那の兄弟はみんなそうなの。うちの以外はみんな死んじゃったけどね」「みんな昔は漁師をやっていたから仕方ないけどさ」と。
医師との面談を終えて、会計を済ませるために一階のロビーの椅子に腰を掛けていました。前方に3人連れが歩いているのが見えました。真ん中に挟まれるようにして車いすに乗っている年配の女性、一歩先を歩いているのは車いすの女性の夫らしき男性、その後ろに同様に年配の女性という具合です。
車いすの女性がいかにもイライラした語調で一歩後ろを歩いているもう一人の女性に「あんた、手が空いているんなら押して!」と。
病状が良くないのか、車いすに不慣れだったのか、僕には知る由もありませんでしたが、外から見ていて「コリャ、大変だな」と僕は思いました。
幸いにも数年前に見つかったポリープは大きくはなっていなく「まあ、悪性ということはないでしょう」という医師の言葉に、僕はヤレヤレと安堵しました。
夕方、すすき野へ散歩に出ました。5時少し前でしたが一とき前と違って明るく、春を待つ気分でした。
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