コカコーラ初体験2013/03/05 23:48

 写真の話しではありませんがやはり「晩春」を観て気になったことがあります。この作品は昭和24年(1949年)に完成したのですがすでにコカコーラの看板が写っています。

 僕が生まれて初めてコカコーラという飲み物を体験したのは中学3年の時でした。つまり1960年です。以前にも書きましたが、僕は中学3年の4月から東京の世田谷区立松沢中学校に転校しました。それまでは青森市立松原中学校という、今では廃校になっている学校にいました。
青森ではコカコーラを見かけたこともありませんでした。当時の青森は市内ですらバイヤリースオレンジジュースを飲めたのは年に何回かという環境でした。コカコーラなど知る由もありませんでした。

 僕は京王線の桜上水に下宿をしていました。一駅新宿寄りに下高井戸駅があり、大きな商店街がありました。そこには同級生のF君が住んでいました。彼の家は酒屋さんでした。
 ある日の放課後、「あそぼ~よ」といって彼の家に遊びに行きました。彼は「お~」といって店の奥から出てきて2階の彼の部屋に招いてくれました。その時に店で売っていたこのコカコーラをくすねて僕にごちそうしてくれたのです。この黒い飲み物は薬っぽくて妙な味でした。F君は「これを飲みすぎるとインポテンツになるらしいぜ」と講釈しながらうまそうに飲んでいました。僕には到底うまいとは思えない代物でした。

 僕は今ではコカコーラゼロというカロリーがないのをたびたび飲みます。僕は炭酸飲料が好きなのですが糖分を控えなければならない厄介な状況なのです。そこでこのゼロカロリーのコカコーラにお世話になるのです。
 ここに立ち寄って下さる皆さんの初めてのコカコーラ体験はいつ頃のことなのでしょうか。
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