銀座8丁目 ― 2018/08/03 20:28
TVの報道を観ていますとどこの地域の方も年齢に関係なく「こんな暑さは経験がない」と異口同音に話しています。とは言っても何かにつけて加齢のせいにしたくなるのが近頃の僕です。体調がこんなにも気温に影響されるというのは初めてのことですが、同時に73歳で夏を迎えるのも初めてなのです。理屈はさておいて、つまりはこの気温には相当に参っているという明らかな印が・・・それは、夏風邪を引いたということです。そして、治りが悪いのです。実に不覚で、悔しいのです。
実は、今週末は上京をする予定でした。航空券もホテルも手配済みだったのです。しかし、東京の気温が35度超というニュースを連日観て、気後れをしてしまいました。昨年の僕でしたらさほど恐れることもなく、せっかく計画をした東京行きを取り消すことはしないだろう思いながら、73歳の初の酷暑体験中ということを実感しています。
今回の目的は、一つは村上肥出夫展です。先回の記事で画伯が亡くなったことを書きました。その村上さんの作品をたくさん所有し、定期的に展示会を主催なさっているのが東京銀座の兜屋画廊です。
★村上肥出夫展
http://www.gallery-kabutoya.com/exhibition-introduction/
2018年7月20日(金)~8月25日(土)
AM10:30~PM6:30(最終日PM5:00)
☆ 8/11(土)~8/16(木)夏休みの為休廊
もう一つは能楽金春祭り(こんぱるまつり)です。銀座八丁目町会の役員の方からご案内を頂戴して、すっかりその気になっていたのですが残念至極です。
★能楽金春祭り
https://komparu-ginza.com/festival/
(HPから)銀座八丁目の銀座通りより一筋西側の通りを金春通りといいます。江戸時代、ここに能楽金春流の屋敷があり、金春稲荷が祀られていました。明治以降も金春通り・金春芸者などに名を残し、現在も金春湯にその名を留めています。
つまり、この二つは銀座8丁目での催事なのです。嗚呼、残念。
東京の体力がありそうな方、ぜひお出かけください。
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投稿をしてくださる方へ。
「僕の名前は」には大坂忠と書き入れてください。スパム投稿を回避するためです。よろしくお願いいたします。
原発は危険、判決の信念=・樋口英明元福井地裁裁判長 ― 2018/08/04 14:44
現在の混沌とした政治状況から脱却することができるなら、樋口英明裁判長の判決文は必ず中高校生の学習教材になり、中高校生は多くを学ぶことになるのではないかと思っています。
朝日新聞 朝刊 2018年8月4日
「原発は危険、判決の信念 元福井地裁裁判長・樋口英明さん」
(記事のほんの一部だけの転載になります)
福島の原発事故後では初めて、運転差し止めを命じた関西電力大飯原発3、4号機をめぐる2014年の福井地裁判決。しかし、控訴審で名古屋高裁金沢支部は7月、一審判決を取り消し、住民の請求を棄却する逆転判決をした。一審で裁判長を務め、昨年8月に退官した樋口英明さん(65)に、判決に込めた思いを聞いた。
――日本の原発の現状は。
「小さな船で太平洋にこぎ出している状況に等しいと思います。運がよければ助かるかもしれませんが、そうでなければ日本全体が大変なことになります。一国を賭け事の対象とするようなことは許されるはずがありません」
――「かような事態(福島原発事故)を招く具体的危険性が万が一でもあるのかが判断の対象とされるべき」という一文もあります。原発訴訟にはあまりないストレートな表現が、話題になりました。
「高校生が読んでもわかるような判決にしようと考えて書きました。原発訴訟を高度な専門訴訟と考える人も多いかもしれませんが、地震の問題は、高校時代に習った知識でも十分理解できます。必要なのは良識と理性です」
――「豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失である」の文にも驚きました。
僕がこの判決文の中でもっとも崇高だと思ったのは下記に分です。
「被告(注・関西電力)は本件原発の稼働が電力供給の安定性、コストの低減につながると主張するが、当裁判所は、極めて多数の人の生存そのものに関わる権利と電気代の高い低いの問題等を並べて論じるような議論に加わったり、その議論の当否を判断すること自体、法的に許されないことだと考えている。このコストの問題に関連して国富の流出や喪失の議論があるが、たとえ本件原発の運転停止によって多額の貿易赤字が出るとしても、これを国富の流出や喪失というべきではなく、豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失であると当裁判所は考えている。」
僕は2014年5月22日に下記記事を書きました。
http://tadashi.asablo.jp/blog/2014/05/22/7319045
参考URL
http://blogos.com/article/87320/
「よちよち」⇒「よたよた」⇒「よぼよぼ」 ― 2018/08/06 17:18
新聞の健康欄には「歩くことが健康の秘訣」らしいことが書かれ、次のページの広告には「膝が痛くなったら**を一日1錠」と。
多分、いつの時代にも同じような記事や広告があったのだろうと思うのですが、自分がその年齢になると特に気になります。
近頃の僕は、膵炎を経験したことが原因なのかどうかははっきりしないのですが血糖値が高くなり困っています。脂質の制限をし、カロリー制限し、ほどほどには運動をしなければと思いながら、だんだんとよぼよぼになっていくのかなと思い始めています。
「わずか「タ」と「チ」の違いで何十年も年をとる」 (三木成夫〈しげお〉)
たった一音の響きの変化が数十年の時の経過を表すと、解剖学者は言う。人はやがて「よろよろ」になり、いつか「よぼよぼ」「よれよれ」になりもしよう。人や物の姿や様子を音に転写するオノマトペ(擬態語・擬音語)は、ほんの一音ずらすだけで意味の大きな地滑りを引きおこす。まさに《音で描かれた絵》である。『内臓とこころ』から。
もう秋空 ― 2018/08/07 19:45
どこのクリニックもそろそろ夏休みに入る時期だなと思いながら、なかなか治らない咳が気になっていました。そこで、昼前にいつもの内科のクリニックへ出かけました。
問診のあと「肺炎の可能性はないでしょう」という医師に無理をお願いしてレントゲンをお願いしました。僕は心の中で、ずいぶん、図々しくなったものだ、とつぶやきながら50歳前の医師の顔を見ていました。医師は、夏休み前だから念のために撮っておきましょう、と快く応じてくれました。
ここでレントゲン室に入るのは初体験です。古い機械ならどうしようかな、などという余計な心配は無用でした。機械はピカピカの最新型に見えました。
というわけで、昼食後から咳止めの薬を飲み始めています。幸いなことにその効果を実感しています。
今日の札幌の気温は低めでした。青空が大きく広がっていましたが、雲の高さは秋空を思わせる風情でした。
翁長知事が意識混濁状態に ― 2018/08/08 18:43
毎日新聞2018年8月8日 17時23分
https://mainichi.jp/articles/20180809/k00/00m/010/009000c?fm=mnm
「膵(すい)がんで治療を続けていた沖縄県の翁長雄志知事(67)が、意識混濁の状態になっていることが8日、分かった。関係者が明らかにした。県は同日午後5時から会見し、副知事を職務代理者とすると発表した。」
戦う首長です。
何とか持ち直してほしいと切に願うばかりです。
翁長知事逝去2018.8.9 ― 2018/08/09 19:13
「安全保障のためなら琵琶湖を埋め立てるのか」 翁長知事が辺野古移設反対を訴える
(弁護士ドットコムニュース)
http://www.asyura2.com/15/senkyo193/msg/598.html
国連でスピーチを終えて帰国した翁長知事が、外国特派員協会で会見しました。
翁長知事
「あんな美しいサンゴの海を埋め立てることは許されない」
「日本の安全保障のためなら、十和田湖や松島湾、琵琶湖を埋め立てるのか。自分たちのところでできない人たちが、沖縄の美しい海を埋め立てるということ自体、日本の民主主義がおかしなものになっているのではないか」2015年9月
失禁パンツ ― 2018/08/10 19:20
と書いて、僕は一瞬、どうして単純に「注文しました」と書かなかったのかと思いました。
もちろん、男の人類史上、体験するのは僕が初めてという妄想は持っていません。多くの先達の男どもがすでにその不具合を体験し、妻を含めて人前で赤面し、その結果、上記の失禁パンツなるものを生み出しているのです。つまり、Web上には様々な種類の失禁パンツが出品されていることから十分な市場性があると思われ、且つ、僕の仲間がいるということなのです。
僕はいろいろなメーカーのを読みながら、どの商品にも共通している宣伝文句があるこに気づきました。それは「外見からはxxパンツを着用しているのを気づかれることはありません」です。
つまり、僕はまだ「注文してみた」と言っているだけで、日々着用をするとは言っていないのです。あえて言うなら、将来のことを考えて試しに注文してみた、ということなのです。嗚呼、なさけない。
兄が退院 ― 2018/08/11 12:14
その兄が10日ほど前に肺炎と診断されて県立病院に緊急入院するということがありました。全く同じ時期に僕も夏風邪をひき体調は最悪でした。そんなことで見舞いに行くこともできず心配をしていました。
その日は庭仕事をしていて、暑いとは思っていたそうですが突然意識がもうろうとしはじめて、かろうじて家に入ったということでした。
医師の診断は熱中症とそれに伴っての肺炎ということで点滴や酸素マスクで3日間は意識がはっきりしていなかったと言っていました。
「いや~、危なかった。自分が熱中症になるなんて考えてもいなかった」
と電話口で話していました。
兄は1942年生まれです。互いにガンを経験したりしながら70歳を過ぎて、話題はやはり病気のことが多くなりました。
僕は、熱中症が心配だから散歩はほどほどにした方がいいと妻に宣言をしようかと思います。しかし、ひと月後の血糖値の検査が気になります。さて、どうしましょう。
下記は参考までに。
[熱中症の症状]
1,めまいや顔のほてり
2,筋肉痛や筋肉のけいれん
3,体のだるさや吐き気
4,汗のかきかたがおかしい
5,体温が高い、皮ふの異常
6,呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない
7,水分補給ができない
https://www.netsuzero.jp/learning/le01
チョット寒そうな裸婦像は雪の降る駅前通り2012年1月
チャーシューもどき ― 2018/08/12 17:29
僕の料理歴は結構長いのですが本格的に何かを作るというのはありません。
高校1年から兄と一緒に自炊をやりました。当時母は「なんでもすだれで海苔巻きにするといい」と言って教えてくれました。それが僕の料理修業の始まりでした。その1年前に、つまり中3の時に上京し、京王線の桜上水に下宿をしました。その後、同じ京王線の東府中に移って自炊生活を始めたのです。
母が上京するたびに、兄も僕も一つづつできるものが増えていったように思います。
月の半ばには仕送りがあります。それを食費、電気代、ガス台、新聞代などに分けてそれぞれの封筒に入れたものです。そして、その日は特別な夕食を食べることができる日でした。
家の近くに「東府中マーケット」がありいつもはそこで材料を調達していましたが、この日はそのマーケットの少し先にあった肉屋へ足をのばしました。たいていは、僕は兄の後ろに付いて行くだけでしたが何かしらわくわくしたものです。
僕らの目当ては店頭で揚げているトンカツでした。モヤシ炒めとサバの缶詰が定番だった当時、兄と丸いちゃぶ台で食べるトンカツは至福の味でした。
そのあとはヨーロッパでの料理修業となりますが、またいつか。
というわけで、いつもの「チャーシューもどき」や「鶏むね肉のレモン焼きもどき」ができました。
妻の反応は・・・もくもくと食べていました(笑)
<閑話休題>
=自民総裁選に石破氏が出馬表明=
「正直、公正」を主張
石破氏は会見で、「政治・行政の信頼回復100日プラン」をつくり、年内に実行すると表明。
①謙虚で正直で国民の思いに近い政治
②透明・公平・公正な政治、行政
③課題に正面から挑み決断する政治、の3点を「取り戻す」と訴えた。
英語の試験 ― 2018/08/13 19:57
=英語の民間試験活用、方針決定遅れる 82の国立大調査=
2020年度に始まる大学入学共通テストで導入される英語の民間試験の活用方法について、国立大の方針決定が遅れている。朝日新聞が学部入試を行う82大学に確認したところ、10日時点で具体的な方針を示したのは12大学にとどまり、37大学は「活用するかも未定」と答えた。目的が異なる複数の試験を比較することの公平さなどについて疑問が投げかけられ、方針がまとまらない大学が多いようだ。
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何年間に渡ってこの問題やこれに類似した問題の検討がされているのでしょう。小学校での英語教育も同じです。とにかく検討時間が長いのにあきれています。
僕が英語教育に関わっていたのはおおよそ1980年から2005年ころまでです。その間ずうっと、文部省なり今の文科省は英語教育の方向を検討しているように思います。
英語教育の中心的話題はつねに「学校英語は実用性に乏しい」です。しかし、何故に「実用性」が必要なのかは、はっきりしません。あるいは、はたしてすべての職業において実用的な英語が必要なのでしょうか。
僕は経験的に、外国語の学習能力はその人の母語の学習能力に正比例すると思っています。日本語での表現力が豊かな人は、やはり外国語でも同じく豊かであると思っています。
したがって、まず母語での表現力を磨く教育を考えてほしいと思います。
添付のはベテル英語センターのHPから。
http://home.interlink.or.jp/~bethel2/chugakusei.html
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