ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス2018/09/01 20:00

 久しぶりに劇場で映画を観ました。「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス」(Buena Vista Social Club: Adios)です。すでにご覧になっている方も大勢おられるかもしれません。
 「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」のドキュメンタリー映画が発表になってすでに18年が経ったとと知って僕は唖然としましたが。今回のはその作品の「**★アディオス」です。

 http://gaga.ne.jp/buenavista-adios/

★ピアニストのルベン・ゴンサレス⇒「最後の演奏は墓の中でするよ」

★紅一点のボーカリスト、オマーラ・ポルトゥオンド⇒「最期の最期まで歌い続けたいわ」

★ギタリストのコンパイ・セグンド⇒「俺は遅咲きだったが、人生の花は誰にでも必ず訪れるよ」

 キューバはぜひ訪れてみたい国の一つですが、悔しいながら、年齢を考えるとだんだん遠くなっているような気がしています。
 https://youtu.be/QqF7INqJsuA
 
 2015年には 59年ぶりのアメリカ・キューバ首脳会談が行われアメリカと国交が回復しました。
 チェ・ゲバラやカストロのキューバはこれから変化してゆくのだろうなと思います。
 お暇なときにでも下記のサイトをご覧になってみてください。

映画モーターサイクル・ダイアリーズ
https://youtu.be/_k67hkAytrE

カストロ vs ゲバラ
https://youtu.be/EkDAG166aG4

【CUBA】 cinematic movie of traveling ,キューバ旅シネマ映像 2分
https://youtu.be/QqF7INqJsuA

映画「パパ:ヘミングウェイの真実」2018/09/03 20:13

 「パパ:ヘミングウェイの真実」という映画を観ました。先日劇場で「ビエナ・ビスタ・ソーシャル クラブ ★アデオス」という作品を観たのですが、それがキューバ音楽のドキュメンタリーでした。その流れでこの作品のことを知りました。
アマゾンの「プライムビデオ」でも観ることができます。https://www.amazon.co.jp/dp/B071R1PHJV

「パパ:ヘミングウェイの真実」の海外予告編
http://cinefil.tokyo/_ct/16950324

 1952年にバティスタがクーデターで大統領に復帰し、第2次バティスタ政権が始まりました。同時にアメリカのキューバ支配が頂点に達し、バティスタ政権とアメリカ政府、アメリカ企業、アメリカマフィアの4者がキューバの富を独占し、その富がアメリカ本土に流れるような社会構造が形成されました。その間にカストロが率いる反体制派の武装蜂起が起こり、当然ヘミングウェイはその様子を目撃していたはずです。ヘミングウェイはスペイン内戦に(1930年代)人民戦線側として関わっています。そのことから当時のキューバにおける人民の蜂起には強い関心があったと思います。

「老人と海」を青空文庫で無料で読むことができます。https://www.aozora.gr.jp/cards/001847/files/57347_57224.html


<閑話休題>
 今日は朝から内科のクリニック、午後からは歯科クリニックと二本立てで少々くたびれました。特に月に一度の内科では血液検査があります。僕は血管が見つかりにくいので看護師さんに申し訳ないと思うのです。調子が良くない日には3回や4回は針を刺すことになるのですが、今日は順調で助かりました。
 僕は膵炎を経験したせいか、A1cの数値が改善しなかったのですが少し良くなったようで安堵しました。
 歯科は3ケ月おきの検診です。今日は何年か前に治療をした詰め物が取れかかっているということで詰めなおしました。

 検診やら治療やらが「仕事」になってきているこの頃です。

北海道で震度7を観測したのは初めて2018/09/07 19:33

 拙宅のあるマンションの数軒先にガソリンスタンドがあります。またその先にはタクシー用のLPガスのスタンドがあります。地震の後、停電が回復して今朝から営業をしていますが、夜の九時半を過ぎても燃料を求める車の行列は終わりません。

 2018年9月6日午前3時8分ごろ、北海道胆振(いぶり)地方を震源とする地震が発生しました。

 僕はいつものことなのですがこの時間帯にはベッドを出て一人で映画を観たりしています。そんな時、突然、テレビが大きく揺れ始め、床に転げ落ちるというよりは、助走をして飛び出しそうな、奇妙な動きを呈しました。その4畳半の部屋が上下左右に、同時に大きな力によってひねられているという図を僕はソファーから立ち上がりながら目撃したのです。「そんな感じであった」という漠然としたものでありませんでした。
 それと同時に妻が隣室から「地震!!」と叫んで出てきました。

 僕は玄関の鉄のドアを開けて逃げ口を確保し、同時に身づくろいをし、ニュースを待ちました。

 以来、ちょうど24時間ほど経って、今朝の3時半ころに停電が終わりました。

 僕の停電の経験はせいぜい1-2時間です。それも小さいときのことです。それが今の時代に、これほどにも長く続くのかと不思議に思い始めたころ、ラジオのニュースは北海道電力の最も大きな火力発電所が停止したと報道したのです。

 地震発生地域の胆振(いぶり)は室蘭市及び苫小牧市を中心市にもつ地域で登別や洞爺、白老なども含まれます。そして、北海道の最大規模の火力発電所が苫東厚真(とまとうあつま)火力発電所なのです。北電によると、この時点の供給力の半分以上を一気に失ったということなのです。言い換えれば北海道の電力供給は大規模集中型発電であるということなのです。
つまり、供給元を分散した小規模分散型発電であれば全道が同時に停電するという陳腐なことにはならなかったということなのです。
 妻と話しました。もしこれが、冬であったらどれほどの犠牲者が出ていただろうにと。ぞっとします。

 やはり、競争相手がいない独占企業にはおごりがあると僕は思いました。そのことは原発を推進したがる現象も同根ではないかと思えるのです。

 それにしても、と思うのです。近頃のインターネットとかスマートフォン依存度の高さは、半端じゃないと。或いは、電気依存度ともいえるかもしれません。
 妻も僕も例外ではありません。テーブルには携帯電話2台、タブレット3台、電池式ラジオ2台、、電池式LEDランタン1つ、充電式LEDスタンド2つ、LED懐中電灯2つ、モーバイルバッテリー2つ。加えて、それぞれの機器の充電用ケーブルなどなどが一瞬にして集められたのです。
 電気関係は僕の守備範囲です。そこで、携帯電話の電源の維持が最優先であることを妻に説明をし、そのためには限りがあるモーバイルバッテリーの電気を無駄にできない旨を話しました。で、妻は僕に言いました。「あなたが逝ってしまったら、私一人で、こんなのをするの?」と。

 拙宅はマンションなので水道も電気依存です。24時間ほど少しの水でやりくりをしたので、水のありがたさも半端じゃありませんでした。

 まだ余震が続いています。そのたびにドッギ!とします。幸い、ケガや家屋の損傷がありませんし、今のところ電気も水道も安定しています。

 もう少し落ち着いたら地震の前に見ていた映画の続きをと思います。

冬なら、どうなっていたか2018/09/08 15:02

朝日新聞 2018年9月8日
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(天声人語)大停電
<要点のみ>
北海道全域の電気が止まった
1、テレビ ダメ
2、風呂 ダメ
3、エレベーター ダメ
4、スマホ ダメ
5、暖房 ダメ
6、銀行のATM ダメ
7、電子マネー ダメ

原発が動いていれば、との声もあるかもしれぬ。しかし、どこにでも巨大地震が起きうることを改めて示したのが、今回の地震であろう。この国で原発に頼ることの危うさである

冬なら、どうなっていたか
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上記に加えて次のも。
8、マンションなどの水道 ダメ(揚水にポンプが必要)
9、マンションなどの水洗トイレ ダメ
10、交通信号機 ダメ

よぉ~く考えよう、電気は大事だよ!
う~う~う~うううう~

昨日も触れましたが電力供給は「小規模分散型発電」に至急変更をしましょう。大規模集中型発電である限り、2度目の全道停電は起こります。

新聞小説2018/09/09 13:05

 僕の記憶では・・・僕は多分、小学生低学年の時から何かの新聞を読んでいます。家には毎日、地元紙の東奥日報をはじめ朝日、毎日、日経が配達され、加えて週刊読書新聞もありました。
 当時は、全国紙の配達は昼過ぎであったと思います。何しろ上野青森間は急行列車で15時間かかりましたから。
 というわけで小さいころから新聞にはなじみがあるのですが、新聞小説をまじめに、つまり毎日途切れなく読んだという記憶はありません。

 今朝もだらだらと、いつもよりもだらだらとWEBで朝日新聞を読んでいました。僕の癖なのか。あるいは多くの人がそうなのかはわかりませんが、僕は読み始めると最後のページまで一気に読み終えないと、おしっこを我慢しているようなイライラを覚えるのです。
今朝も、そろそろ途中で切り上げて・・、という思いはあったのですが、文化文芸欄まできてしまいました。で、ふと挿絵が目に留まり、うっかり小説を読んでしまいました。

 独居の男が亡くなって、43年ぶりかに息子が探し出され、その始末をする様子が描かれていました。このような話題は、気になるものです。
そこで、WEB新聞の特性である1週間ほどをさかのぼって読むことができるのを利用して、数日分を読んでしまったのです。
 独居老人は警備員を70歳過ぎまでやっていて、数日前に近くの公園で倒れているのが発見された、という事情が少し分かったところで終わりました。

 明日も読むかどうかはわかりませんが、遺骨をどのように扱うかが話題になりそうです。
 そこで、思い出しました。数年前ですがパリで骨壺を買ったことを。

懐中電灯使い37階へ 北海道地震2018/09/10 22:19

朝日新聞 2018.9.10 夕刊
<停電、タワマン困惑 暗闇、懐中電灯使い37階へ 北海道地震>

・・・・・札幌市のタワーマンションに住む人たちに、あのとき何が起きたのかを聞いた。

・・・・・停電が始まって30時間が過ぎた7日昼。地上40階建てのタワーマンションで、笠井雅代さん(69)は息を切らして非常階段を上り続けていた。エレベーターが動かず、真っ暗な階段を懐中電灯で照らしながら、37階まで1段ずつ進んだ。

・・・・31階の西岡洋さん(68)は、自家用車のシガーソケットから電源をとろうと思ったが、立体駐車場の車は停電で出せなかった。

・・・・・(札幌)市内にある10階建て以上のマンションは2700棟以上。うち20階建て以上の高層マンションは30棟を超える。

 僕は同じ頃、近所のコンビニエンス・ストアで買った5本のペットボトルや食品をリュックサックに入れて、6階まで息を切らしながら昇っていました。
途中11階から降りてくる住人に会いました。「途中でくたばりそうだ!」と嘆いていました。僕なら、もしかしたら・・外出を諦めるかもしれないと思いながら立ち止まってゼイゼイと呼吸を整えました。
 いっときは「最上階の方が景色が良さそうだ」と思ったのですが・・・今回は6階で良かった、と思い直しました。

 このマンションには約200世帯の住人が住んでいます。中には僕よりも高齢の方もおられます。マンションの管理組合の責任者をやっていることもあってその方々のことが気になりました。かと言って、深夜に「水は足りていますか」とか「懐中電灯の電池は間に合っていますか」とドアを叩くわけにも行かず、組合は大きな宿題を与えられたような気がしました。

避難所生活者数2018/09/11 10:13

 ▲今朝の札幌はすっかり秋めいています▲電気店には暖房器具が所狭しと展示されています▲いつものことながら、冬将軍はあっという間に来るのです▲今朝の朝日新聞<天声人語>を読みながら、避難所で冬を迎えざるを得ない人々のことを思いました▲安倍総理はオリンピック招致プレゼンテーションで、福島原発問題を『アンダーコントロール(管理下にある)』と強く述べました▲僕はウソだと思います▲地域によっては被災して以来、ずうっと避難所生活をしている方々がいます▲オリンピックだとか北朝鮮の脅威だという前に避難所で暮らす人々に思いを寄せてほしいと思います▲安倍首相は北海道胆振(いぶり)地方を視察しました▲僕はやはり「うさんくさい」と感じました▲安倍首相!避難所生活者が一刻も早く、日常を取り戻すことができるように我欲を忘れてください▲厳しい冬は目前なのです。

声を上げること2018/09/12 15:39

 この記事は、トランプ大統領の白人至上主義者への無批判に対する抗議デモの様子についてです。
 集会に参加した杖をついた70歳の女性は次のように語っています。

「今日ここに来なければ、私も問題の一部になる」

「トランプに反対だけど、何も行動しないという人があまりに多い。それでは現状を認めることになり、あなたも問題の一部になる」

<私もあなたも問題の一部になる>ということは・・・僕の理解は、<意思表示をし、行動を起こさなければあなたも私もトランプ大統領と同罪です>ということです。

 僕もこの女性と同じ意見です。

 <閑話休題>
 一昨日、北海道大学病院へ行ってきました。かかりつけの内科医が血液検査の結果をみて、泌尿器科で精密検査を受けた方が良いということだったのです。
 地震後、ようやく交通機関が動き出した時期でしたから、その混雑ぶりには圧倒されました。

 PSAという項目の数値が前立腺がんの可能性を示すということで、さっそく、MRI検査の予約を入れていただきました。
 下記のサイトはご参考までに。僕の担当医師が翻訳をした大変わかりやすい資料です。
https://www.prostatecancerdecision.org/PDFs/Booklet/Making%20The%20Choice-Japanese-09.2016.pdf

首相の品性2018/09/15 10:48

 今週、刊行された米記者ボブ・ウッドワード氏の「FEAR(恐怖)」という本が話題になっています。すでに百万部も売れたという報道もあります。
 著者は高名な新聞記者ボブ・ウッドワード(ワシントンポスト紙編集主幹)です。
 ほかにも出版されているようです。ジャーナリストのマイケル・ウルフ著『炎と怒り(原作タイトル:Fire and Fury)』、元大統領補佐官オマロサ・マニゴールト著『Unhinged(錯乱状態)』などです。

 「天声人語」の冒頭にある下記の2つの言葉が気になります。当たり前ですが、自分に向かってI'm a moron.とかI'm an idiot.というのは良しとしても他者に向かって言うのは話者の品性が問われると思います。
  a moron 脳たりん、能なし、ばか(名詞)
  an idiot ばか、あほ、間抜け、雑魚(名詞)
 ホワイトハウスやその周辺において、トランプ大統領の口からこれらの言葉が出てくることは意外なことではありません。問題はそのことを一流の新聞記者が書きざるを得なかったということではないかと思います。

 さて、我が国の首相は官邸でどんな言葉を発しているのか気になります。僕が国会中継を観ている範囲で想像するに、部下-----自分以外は皆がそうなのでしょうが-----には、何かと怒鳴り散らしているのではないかと思っています。その結果、部下は「忖度」を強いられ、人事異動をさせられ、等々ではないかと思っています。
 今日の題は「~の品性」ですが「~の貧相さ」の方がいいのかもしれません。

大坂なおみ2018/09/16 21:08

 ずいぶん前のことですがーーー「玉撞き屋の千代さん」というドキュメンタリーを取材したり、その個展開いたりと、幾度も大阪に出かけたことがありました。当時はまだホテルの予約は電話が主流でした。
  ホテル「お名前をーー」
  僕「はい。オオサカです」
  ホテル「はい。大阪のどちら様でしょうか」
というやり取りがいつものことでした。
あるいは、領収証をお願いするとーーー
  店員「大阪様でよろしいでしょうか、あるいは逢坂様で?」
  僕「コザトへんではなく、ツチヘンです」
  店員「え?コザトヘン? ツチヘン?」

 先日もそのことを妻と話していました。互いに異口同音に「これからはテニスの大坂なおみ選手の大坂です」というのがいいかもしれないね、と。

 それほどまれな苗字ではないようですが、かといってよく見かけるというわけでもない苗字のようです。
<苗字由来net https://myoji-yurai.net/>というサイトを覗いてみましたら全国人数は およそ15,300人と書かれてありました。
 もしかしたらこれらの大坂さんたちも同じことを考えているかもしれません。
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