「よちよち」⇒「よたよた」⇒「よぼよぼ」2018/08/06 17:18

 この記事を読んだ時には、然り、しかりと思ったものの、同時に自分の今の状況にあまりにもピッタリで愕然としました。

 新聞の健康欄には「歩くことが健康の秘訣」らしいことが書かれ、次のページの広告には「膝が痛くなったら**を一日1錠」と。

 多分、いつの時代にも同じような記事や広告があったのだろうと思うのですが、自分がその年齢になると特に気になります。

 近頃の僕は、膵炎を経験したことが原因なのかどうかははっきりしないのですが血糖値が高くなり困っています。脂質の制限をし、カロリー制限し、ほどほどには運動をしなければと思いながら、だんだんとよぼよぼになっていくのかなと思い始めています。

 「わずか「タ」と「チ」の違いで何十年も年をとる」  (三木成夫〈しげお〉)
 たった一音の響きの変化が数十年の時の経過を表すと、解剖学者は言う。人はやがて「よろよろ」になり、いつか「よぼよぼ」「よれよれ」になりもしよう。人や物の姿や様子を音に転写するオノマトペ(擬態語・擬音語)は、ほんの一音ずらすだけで意味の大きな地滑りを引きおこす。まさに《音で描かれた絵》である。『内臓とこころ』から。
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