あさこはうす―52014/04/25 22:24

 前にも書いたので繰り返しになりますが、僕は日本の電力会社や原子力発電に関わる科学者の「絶対事故は起こりません」という言葉をうのみにし盲信していました。スリーマイルやチェルノブイリでの事故があった後もやはり同じでした。僕は愚かににもそれらの人々の倫理観を根拠なく信頼していたのです。しかし、それは大きな間違いでした。多分、僕と同じような思いの人々は大勢いるのではないかと想像しています。
 下記は「朝日新聞デジタル2014年4月23日19時03分の記事です。
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「原発事故、180度考え変えた」 菅直人元首相
 私は3・11までは日本の科学技術の水準をもってすればそんなにひどい(原発)事故は起きないだろうと安全神話を信用していた。安倍首相がトルコやベトナムでトップセールスをしているが、実は私も同じ国で「原発を導入するなら、日本の安全性が一番高いんだ」と熱心にセールスをした。
 しかし、3・11で考えを180度変えた。飛行機や船の事故で多くの人が亡くなることはあるが、一つの国、または国の半分が使えなくなったり、いつ(居住地に)帰ってこられるか分からなくなったりする事故は、私の知る限り戦争以外にない。わずか60年間にチェルノブイリ、スリーマイル、福島で事故が現実に起きた。リスクを冒してまで、原発を使うことが、日本にとって世界にとって良いことか。(都内での会合で)
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 あさこはうすの故熊谷あさこさんは1984年の大間町議会の原発誘致決議の時点ですでに「絶対事故は起きない」という神話をうのみにせず、用地買収に応じない姿勢を貫いてきました。そして、あさこはうすを引き継いでいる小笠原厚子さんは言います。
「世界で市民が原発を止めた事例はありません。ここ大間で何とか原発の稼働を止めることができれば脱原発運動にどれだけの力を与えることができるか」
「まず、身の回りでできることから始めましょうよ」

 写真は熊谷あさ子さん。
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