あさこはうす―62014/04/27 22:35

 僕は、「あさこはうす」は結果として脱原発活動の象徴になっていると思っています。それは単に日本の脱原発運動のみに非ず、世界へ働きかける大変重要な役割を担っていると思います。
 その発端を作ったのは故熊谷あさ子さんであり、遺志を継いで現在のあさこはうすを守っているのが故人の娘さんである小笠原厚子さんです。
 小笠原さんは活動のための団体を作ったり、事務局を置いたりということはしていません。あくまでも彼女自身が電話を受け、手紙に返事を書き、依頼があれば講演に出向き、デモに参加するというやり方で今日に至っています。

 あさこはうすの生活環境について少し、書きたいと思います。
 家屋はこぢんまりとしたログハウスです。電気は太陽光発電と風力発電に蓄電池を組み合わせて約800ワットを確保し、室内の照明やテレビ、携帯電話の充電、電動式自転車の充電を行っています。水は、電源開発が進出する前に利用出来た湧水があさこはうすの敷地外ということで使えなくなり、現在は市販の水を使っています。また、雑用水は雨水をタンクに貯めてしのいでいます。暖房はまきストーブです。煮炊きには卓上用のガスコンロを使っています。トイレは工事現場で使われている簡易トイレを屋外に設置しています。

 当面の支援方法として、小笠原さんがブログやツイッターに書いていることをまとめておきます。
 あさこはうすの1ヘクタールは電源開発の敷地内に離れ小島のように在ります。従って外部との連絡には電源開発の敷地内を約300メートル通過します。これは生活道路として電源開発との約束で確保されています。しかし、生活に使われているということが前提になっていて、生活に必要がないと判断されれば即、閉鎖になると話していました。
 そこで生活に必要であることの証として、国道からあさこはうすまでの道路に往来が途絶えることがないようにするために考え出されたのが郵便物や宅急便を送るということです。ハガキは日本郵便で、セブンイレブンでメール便を、また、宅急便は可能な限り複数の会社を使うようにしてペットボトルを送る、ということです。複数の会社を使うという意味は、配達物をまとめて一回で済ませることを防ぐためです。

下記のYouYubeを参考になさってください。
https://www.youtube.com/watch?v=lhYbHDDP2eg

◎ツイッター: @asakohouse (使い方には不慣れのようです)
◎住所:〒 039-4602 青森県下北郡大間町大字大間字小奥戸396 
あさこはうす内 小笠原厚子様 宛
◎あさこはうすゆうびん:一枚200円で販売しています。生活の維持のためのカンパを含んでいます。購入を希望の方は、郵貯02760-3-66063「あさこはうすの会」へ代金を振り込んでください。その際は「あさこはうすゆうびん◯◯枚購入希望」と記入して下さい。
◎小笠原厚子さんの携帯電話:090-9528-4168(公開の許可を頂いています)
 あさこはうすに遊びに行きたいなどは、小笠原厚子さんに直接電話をしてください。多くの場合は留守番電話になっています。お名前と要件を伝えて、返事を待ってください。僕の場合、返事をいただくまで4~5日お待ちしました。

 ご賛同いただける方は是非、少しの予算と手間暇でご支援ください。
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