あさこはうす2014/04/18 19:48

本州最北端の下北半島の先端に大間町があります。そこでは日本電源開発の大間原発の工事が行われています。

この大間原発の敷地内の一角に「あさこはうす」があります。原発の用地買収が行われた時に、熊谷あさこさんという、1ヘクタールの地主は原発用地として売却することを拒否しました。
熊谷あさ子さんは他界したのですが娘の小笠原厚子さんが母親の遺志をついで「あさこはうす」を維持しています。
何度かTVや新聞で報道されていますから記憶している方もおられると思います。

今日の午後、僕は大間町に来ました。僕は「あさこはうす」を自分の目で見て、小笠原さんにお目にかかりお話を聞きたいと思ったのです。
お会いできるのは明日の午後ですが、念のため道順を確認したいと思って車で出掛けました。

国道338号から、分かりにくいのですが砂利道が見えます。50mくらい入ったところの左側に小さな小屋があり、若い端整な顔をした警備員がヘルメットを被り一人居ました。
僕「この先にあさこはうすがあるのでしょうか?」
警備員「私には分かりません」
僕「え⁉︎、じゃ、ここじゃないんですね」
警備員「私は工事車両のチェックをしているだけですから」
僕「でも、ここは工事現場じゃないですよね」
警備員「------」
僕「あ--、そうですか。あさこはうすは存在しないんですね」
警備員「私には分かりません」
僕「じゃ、僕は車でここを通過してもいいですか」
警備員「工事現場に入らなければ---」
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