ペンタックスフォーラムの2日目 ― 2011/10/06 22:37
僕の展には昨日以上のお客さんが来てくれました。途切れなく、時にはお客さん同士がぶつかり合う位の盛況でした。
ある、ご自分でも写真のギャラリーを経営なされているという70歳くらいの方とお話しました。
「自家プリントですか」
「はい、そうです」
「いい調子で仕上がっていますね」
「ありがとうございます」
「ラボに出しても、必ずしも好みに仕上がるわけではないからね」
僕の写真技術は独学です。フィルムの時もそうでしたがデジタルになった今も試行錯誤を繰り返して、本を読んだり、WEBで知識を得たりしながら独りで学んでいます。撮影の技術はフィルムカメラと基本的には変わらないので若い時の経験が役に立つのですが、デジタルプリントは全く異質なものです。自ずと、僕にとっては高価な紙とインクを沢山無駄にしてあ~でもない、こうでもないとぶつぶつ言いながら、暗中模索しながらプリントをやっています。そして、このプリントの仕上がりが、作品の内容を差し置いて僕をいつも不安にします。
そんなことでたくさんのオリジナルプリントを見続けている方に「いい調子ですね」と言われると、僕は安堵し、嬉しくなります。
今日はそんな日でした。
昨日、展に来てくれた作家の南川泰三氏が彼自身のブログに感想を書いてくださいました。
下記がサイトです。立ち寄ってみてください。
「説明なしの寡黙な写真展」
http://taizonikki.exblog.jp/
写真は西新宿の林立する高層ビルのスキ間からの秋空です。
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