世代交代2013/05/14 23:09

自分がだんだん年をとっていることをうっかり忘れていることがあります。
 50歳代くらいまでは自分が所属している団体の会合に顔を出すと周りの人々が皆年上で自分はまだ若造だなと思っていました。ときどき「大坂さん、いくつになった?」と聞かれて、続いて「いい年代だ。しっかりやんなさいよ」と励まされたことを覚えています。
 今はそのように聞かれることはありません。近頃は僕が前述のようなことを若手に聞いて、励ます立場になっています。そんなときは自分が目の前の人の年のころには何をしていたのかなと思いだすことがあり、同時に心の中でつぶやきます。「そうか、あれからもう15年かとか20年も経ってしまったのか」と。

 今日は、久しぶりにいつもお世話になっている耳鼻科へ行きました。受付嬢はいつもの変わらない人でした。保険証や診察券を出すと「いつもの先生は病気で診察をしていません。代わりに息子さんがやっていますがいいですか」というのです。僕は「あら、先生は幾つになられましたか」というと70と少しですということでした。すぐさま僕は計算をして、じゃ、72~3かな、ということは、僕よりは5歳くらい上かと結論付けました。
 このクリニックにお世話になり始めたのは僕が50歳代の頃です。会社が近かったのと評判がすこぶる良かったので鼻の調子が悪くなると「また来ました」と言っては診察をお願いしていました。その先生が病気で引退かと思うと、自分のことは棚に上げて何かしら寂しさを感じました。
 
 診察が終わってふと掲示板を見ると世代交代の挨拶文がありました。

 写真は青森駅前で見かけた看板。

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