千代さんとお別れ2013/05/25 21:30

僕のドキュメンタリー作品「玉撞き屋の千代さん」のモデルで被写体である南川千代さんが先月21日に96歳で亡くなりました。そして、今日がお別れ会でした。

千代さんはお客さんにも家族にも千代さんと呼ばれていました。今日の思い出の話の中でも皆さんが「千代さんがネ」と語っていました。

僕は千代さんと出会い撮影をさせて頂いたことが僕の写真再開のキッカケでした。その意味で千代さんは恩人なのです。

今日の会場は保名倶楽部(やすなクラブ)でした。大阪の阿倍野にある千代さんの店です。4台あるビリヤード台には僕が撮ったA3ノビの写真や若い頃のたくさんの写真が飾られていました。どの写真も千代さんは人懐っこく穏やかに笑っていました。

会場には家族の他に大勢の元お客さんたちも駆けつけていました。また、千代さんの写真展を通じて知り会ったMさんも大きな花束をもってお参りにきてくれました。僕には思いがけない再会でした。

僕が今朝札幌を出発した時には気温が10度、伊丹空港に降りた時には30度でした。
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