大坂忠写真展 幕あい=パリのメトロ=2015/07/09 16:47

今回の展では、これまで以上にユニークな額装を施し、展示もそれぞれの壁面が異なるデザインです。 メインになるメトロの写真はA3+で赤系と緑系の二種類の額を用いています。サブの写真は四つ切りワイドと六つ切です。六つ切はモノクロ写真です。

通常の写真展では一種類の額を使い、赤だの緑の額という事はありません。ましてや、写真と同列に手袋を額装して飾るなどということはあり得ないことです。少なくとも僕が見ている範囲ではありません。

しかし、上記の事柄に言葉で反応を示してくれる方はごく少数です。皆さん、奥ゆかしくてご自分の感想を言いたくないのか、気づいていないのか、僕にはわかりません。

掲示の感想を書いてくれた女性も同じだったようです。

今週末は少しは天気が回復してくれそうな気配です。期待しています。

大坂忠写真展 幕あい =パリのメトロ=2015/07/10 21:15

 29日に上京をした日はいい天気でした。しかし、それ以降、昨日までは連日雨が続きました。札幌で雪が降り続くことがあってもせいぜい3日間くらいのように思います。僕にとってこれほど長い期間の雨降りは記録のように思います。


 今朝は快晴でした。真っ青な空が新宿一面に広がって気分爽快でした。が・・・・、爽快だったのは昼前ころまでで、それ以降はジリジリと気温が上がりました。
 展に来てくれるお客さんたちはハンカチを手に汗をぬぐいながらの写真鑑賞となりました。


 質問1「ここの写真に写っている人たちはモデルさんですよね。どうやって探したんですか。パリで」

 質問2「やはり三脚を使っているんですね。ストロボは相当に大きなのなのでしょうね。これだけ広い場所での撮影ですもんね」

 質問3「モノクロも展示していますね。やはり、パリにはモノクロが似合うな。フィルムは何を使っていますか。最近は種類が少なくなってしまいましたね」

 質問4「やはり、最新のカメラとかプリンターを使っているんでしょうね。でなきゃ、こんな色は無理でしょう。紙も高級紙なんでしょうね」

 質問5「運が良いんですね。どの写真もいい構図していますヨ。スナップ写真はやはり、運ですね」

 質問6「アメリカの地下鉄って、こんな感じですか。東京のとは少し違いますね。今度アメリカへ行ったら地下鉄に乗ってみようと思いますヨ」


 思い出すままに書いてみました。

 明日は土曜日、天気も上々、気温は・・・30度くらい、という予報です。
お客さんの入りはどうなるのでしょう。
 展の残り日数は3日となりました。

大坂忠写真展 幕あい =パリのメトロ=2015/07/11 22:10

 今日もたくさんのお客さんに来ていただきました。そして、僕はたくさんしゃべりました。

 写真の話題に加えて、村上肥出夫画伯についてもお話をしました。村上さんについては下記のURLで書かせていただきました。
http://tadashi.asablo.jp/blog/2015/06/18/7671493
 このことは半世紀も前のことです。つまり、僕は21歳のときのことです。しかし、人の世はどのように回っていて、人とのつながりは予期しない方向にも進展することを改めて知ることになりました。

 村上さんとの出会いは、僕がマルセイユ行きの船に乗ったことに端を発しています。そのことをブログに書き、それを読んだある画廊の主が連絡をくれたのに始まります。キヤノンギャラリー銀座で「自主夜間中学=札幌遠友塾=」の展をした2011年6月のことです。あれから5年経って、再度、村上さんのことについてお話をしたいという方が2人現れました。それが昨日と今日のことです。
http://cweb.canon.jp/gallery/archive/osaka-school/index.html

 もう少しさかのぼると、僕が2009年2月に「玉撞き屋の千代さん」の展をキヤノンギャラリー梅田でやり、大学で同期だった南川泰三さんと再会を果たし、彼がブログというものを書いていることを知りました。そこで、僕もまねをしてブログを始めました。
http://cweb.canon.jp/gallery/archive/osaka-tama/index.html

 僕の最初のブログは下記のURLです。2009年3月のことでした。
http://tadashi.asablo.jp/blog/2009/03/20/4194742
このブログに何を書こうかと思いあぐねていたときに、そうだ、船旅のことを書こうと思い立ちました。そして、当然、同じキャビンで30日間も一緒だった村上さんのことに触れました。僕にとっては忘れられない人だったからです。
 
 前述の画廊の主は村上肥出夫というキーワードで検索をしていて僕のことを発見したというわけです。
 
 つまり、インターネットを使って何かを発信すれば、そのことが検索されて、予期しない人と知り合いになる可能性があるという、インターネットの不可思議さを僕は体験しています。

 僕の体験は50年前。そのことについて書いたのは6年前。僕が住んでいるのは札幌。たまたま東京で写真展をやっていて、その時期に、それも2度も、誰かが僕を探していて、見ず知らずの、到底僕の人生とは交差しないはずの人々に会う。嗚呼、摩訶不思議。

明日は展の最後の日曜日。そして、月曜は最終日。
またどんな出会いがあることか・・・。

写真は久しぶりの「新宿の目」です。

大坂忠写真展 幕あい =パリのメトロ=2015/07/13 00:02

 僕は一枚の写真で何かを表現するのは得意ではありません。試みはするのですがいつも難しいなアと思います。
 文章でも同じことが言えるのでしょうが、余計なことをそぎ落として表現する力は必要なことだと思います。そのことを写真で実践すると、たとえば一枚ものの写真による表現ということになるかもしれません。ところが僕は苦手なのです。何か十分に伝え切れていないような、消化不良を起こしているような気がしてしまいます。そして、何十枚もの写真を費やしてしまうのです。

 今回の「幕あい =パリのメトロ=」は50枚の写真から成り立っています。1枚ものと50枚ものでは雲泥の差です。それでも僕なりに余分な写真をはずす作業を真剣に試みました。僕はいつも結果的にラボフューズの方々に依存をしてしまうのですが、減量を自前でするのは、僕にとっては大変難しい作業です。僕の文章と同じでダラダラと、これでもかこれでもかと書きたくなり、枚数を増やしたくなるのです。

 ペンタックスのギャラリー2ではグループ展が開かれています。参加者は1枚の作品を持ち寄っています。僕にはできないことだなアと思いながら拝見しました。

 妙薬があれば枚数を減らして、経済的にも楽になるのにとは思いながら、努力の結果はむなしく50点もの枚数になってしみました。
 大変幸いなことに、僕が当初考えていたA3+サイズでの50点の展示に対して、4つ切りワイドと6つ切りというサイズを加える提案をラボフューズがしてくれたので、各壁面はすっきり美しくデザインされ、好評を得ています。
やはり、僕には、自分の体重もうまく減量できていないせいか、写真枚数を減らすことも難しそうです。

 今回の展は明日13日16時で終了となります。僕の最初で最後のパリの写真の展です。お出かけいただければうれしく思います。

 写真は今日いただいたコメントです。

大坂忠写真展 幕あい=パリのメトロ= 最終日2015/07/14 00:16

 拙宅はマンションの6階にあります。2週間も風が入っていない部屋なのですが東側と南側の窓を大きく開けたとたんに、涼風が入ってきました。思わず妻ともども「いい風!」と言い合いました。
 
 2週間の「大坂忠写真展 幕あい=パリのメトロ=」が終わり、自宅のある札幌に戻りました。リコーイメージングスクエアーの皆さんをはじめ、雨やら日照りの荒天?の中、ご来場くださった友人知人、一般のお客様方に心から御礼申し上げます。ありがとうございました。

 僕は、今回の展にはこれまで以上に緊張を覚えていました。一つは半世紀もの長い時間気持ちの中にあって実現は難しいと思っていたパリの写真の展であったこと、あまり得意とは言えないカラー写真が主であったこと、額縁には赤、緑の色を施したこと、主題のメトロ以外に副題としてパリの街を付け加えたことなど、などがその理由でした。
 寝ても覚めても僕の考えや思いが伝わるだろうかと考えていました。 
 その緊張は展が始まっても続いていました。

 今日は最終日という事もあって、ギャラリーの所長さんが昼食に誘ってくださいました。食事をしながら「いい展でした。成功ですね」とおっしゃってくださいました。僕は泣きたい気分に襲われました。

 妻は居間の方でSadeをかけています。
 https://www.youtube.com/watch?v=zX8nZI8U9XY

 僕の4畳半の仕事部屋の窓も開け放れています。いい風が入ってきています。

展は終わったのですが〜〜2015/07/14 16:23

昨日で展は終わったのですが、未だに会場に居るときの緊張感があります。

来場者が一つの作品から、近づいたり離れたりしながらから動かないとき、一巡した方が展の全体が見えるところに移動して視線だけが作品を追っているときなど、僕はその方が作品とどのような対話をしているのかと思いを巡らせます。

観ている方が作品と対話をしているというのは、作者と対話をしているとも僕は思うのです。

そんな会場に二週間という時間を過ごした後、今日は札幌の自宅で日本ハムの試合をボンヤリ観ています。

寒い日2015/07/15 21:03

 別に東京から戻ったばかりというわけでもないのですが、今日は一日大変寒く感じ、往生しました。
 時期的に厚手の衣類はしまわれているのです。妻が出かけている間にいきなり寒さを感じました。仕方なくゴソゴソと厚手の衣類がしまわれている納戸を見当をつけて、見つけました。僕は終日それを着て、今に至っています。暑ければ暑いと、寒ければ寒いと、人間しています。
嗚呼。

 午後、外出をしました。「札幌アリアンス・フランセーズ」というフランス語の学校です。ここには無料で使えるギャラリーがあります。
http://afsapporo.jp/ja/culture/gallery/
 僕はペンタックスに審査のために提出した写真ファイルと先週の新宿での写真を数点添えて申請しました。
 今年はすでに予定が一杯という事でした。そこで来年の4月に向けての申し込みをしました。具体的な期日は追って連絡があると思います。
 3月にはJRPの合同展がありますから、少し、忙しい春先になりそうです。
 
 写真は北駅近くのホテルのロビー。2004年

やはり加齢か2015/07/17 22:19

 展の期間中と帰宅した翌日あたりはそれほどの疲労感がありませんでしたが、翌々日は少なからず参りました。外気温が大幅に上がったり下がったりする中で、余計に疲労したのではないかと思いました。
 足腰の筋肉痛にはじまり、暑いのか寒いのか判然としない妙な感覚がありました。温度計をみるとそんなに寒いはずはないと思っても寒く感じたりし、自律神経が狂いだしたようにさえ思いました。

 昨日今日あたりから平常に戻りつつあると思っているのですが、どうなんでしょう。

 加齢とともに疲労感は一日、二日遅れでやって来るといわれます。  60歳代になってから、ヨーロッパ旅行から帰国した日はたいしたことないのですが一日、二日経つとドッと疲労感に襲われるようになりました。50歳代には帰国翌日から仕事がありましたから疲れにかまっている暇はありませんでしたし、その意識すらありませんでした。

 2011年の展の時はどうだったかと思い出しているのですが・・、今回ほどの疲労感はなかったように思います。つまり・・、4年ほどの間に僕の肉体は大いに老化が進んだということかと、認めざるを得ません。

 近頃は時どき「今朝は何を食べたか」とか「昨日は誰に会ったか」などを思い出すようにはしています。願わくばアタマはすっきりで終わりたいものです。

 写真は・・・ピカソ美術館。・・・を思い出せません。嗚呼。

恋と愛2015/07/18 23:43

 僕はファイスブックにも登録をし、時どき投稿したりほかの人たちの投稿記事を読んだりしています。
 核発電=原発問題や特定秘密保護法、安保法案などについて自分の考えが間違っていないのか、自分とは違った見方があるのではないかといったことを確認する方便としては大変有効だと、今のところは考えています。
 僕は多分、平均的な人間だと思っているのですが、社会の出来事に対する自分の物差しの確認をするにはTVと新聞に依存してきました。記者の書く記事に加えて読者の投稿を読んで「こんな考えもあるのか」とたびたび思っていました。
 しかし、ファイスブックをはじめてからはこれまで以上に多角的な見方があることを知りました。僕は文字を読めるようになって以来、新聞を読んでいると思っていますが、ローカル紙と中央紙という組み合わせが最近まで続いていました。
しかし、ファイスブックを通して「しんぶん赤旗」や「東京新聞」の投稿記事、合わせてそれらの記事に対する様々な人々の投稿に接している今は、社会事象に対する見方考え方は以前よりも多面的になったような気がしています。
 特に核発電=原発については懺悔したいほど自分の無知さ加減を思い知らされました。つまり、大手メディアに洗脳されていた自分に気づき赤面を覚えました。

 というわけで弊害もあるかもしれませんがファイスブックをしばらくの間継続をしたいと思っています。もし、ファイスブックに関心がありましたら「しんぶん赤旗」や「東京新聞」、僕の名前を検索してみてください。登録をしなくても記事を読むのはできるはずです。

 そのファイスブックで見つけたのが「恋というから、愛にきた」という写真です。WEBには散見されますからすでに見たことがあるかもしれません。大意は無いと思いますが・・。

戦争は、防衛を名目に始まる。2015/07/19 12:25

戦争は、防衛を名目に始まる。
戦争は、兵器産業に富をもたらす。
戦争は、すぐに制御が効かなくなる。
A war begins under the name of self-defense.
A war benefits the weapon industry.
A war spins out of control immediately after it begins.

戦争は、始めるよりも終えるほうが難しい。
戦争は、兵士だけでなく、老人や子どもにも災いをもたらす。
戦争は、人々の四肢だけでなく、心の中にも深い傷を負わせる
A war is more difficult to finish than to begin.
A war hurts not only soldiers, but also the elderly and children.
A war damages the body, and goes deep inside the heart.。

精神は、操作の対象物ではない。
生命は、誰かの持ち駒ではない。
The human spirit is not to be manipulated.
Human life is not a means to somebody else’s hand.

海は、基地に押しつぶされてはならない。
空は、戦闘機の爆音に消されてはならない。
The sea should not be swamped by military bases.
The sky should not be defiled with the roars of fighter planes.

血を流すことを貢献と考える普通の国よりは、
知を生み出すことを誇る特殊な国に生きたい。
We wish to live in a special country that is proud of its wisdom, rather than a ‘normal’ country that esteems military contribution.

学問は、戦争の武器ではない。
学問は、商売の道具ではない。
学問は、権力の下僕ではない。
Scholarship is not a weapon of war.
Scholarship is not a tool of business.
Scholarship is not to serve power.

生きる場所と考える自由を守り、創るために、
私たちはまず、思い上がった権力にくさびを打ちこまなくてはならない。
In order to protect and create a place to live and the freedom to think, we must wholeheartedly strike the conceited government.

自由と平和のための京大有志の会 × 安保関連法案に反対する立命館有志
http://www.kyotounivfreedom.com/
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