映画 「やさしい本泥棒」2015/06/01 12:23

 最近観た映画です。感動しました。
 第二次世界大戦中、ナチスの蛮行が横行する中で、当時のドイツに、少数かもしれませんが、自分の身の危険を顧みず、ユダヤ人をかくまった人々が居たことは知られています。この映画はそのような状況の渦中に生きた少女の物語です。お勧めです。

<ウイキぺディアより>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%84%E3%81%95%E3%81%97%E3%81%84%E6%9C%AC%E6%B3%A5%E6%A3%92

 『やさしい本泥棒』(原題: The Book Thief)は、2013年にアメリカ合衆国で制作されたドラマ映画(英語版)。マークース・ズーサック(英語版)のベストセラー小説『本泥棒(英語版)』を原作にしている。

 日本では当初2014年に劇場公開される予定だったが中止となり、2015年1月7日にソフトレンタルが開始され[3]、2015年6月3日にソフト発売がなされた。

ストーリー
1938年。第二次世界大戦前夜のドイツ。軍部による赤狩りからの逃亡を余儀なくされた共産党員の夫婦は、道中で幼い息子を亡くしながらも、娘のリーゼルをミュンヘン近郊の田舎町へ里子に出すのだった。だが、途中弟が急死。二人来る筈が一人しか来なくて、給付金が少なくなり、養母のローザはリーゼルに対して冷たく当たるのであった。一方、養父のハンスはリーゼルを温かく迎え、読み書きができない彼女に優しく教えてあげるのだった。こうして読み書きを覚えたリーゼルは、様々な本を通じて知識や勇気、希望を手に入れていく。しかし、ドイツはナチスの統治下に置かれ、ついに読書までも禁止されてしまう。そんなある日、反ユダヤ主義による暴動で数多くの本が広場で焼かれているのを見たリーゼルは、そこから一冊の本を盗み出す。

http://video.foxjapan.com/release/bookthief/

展までもう少し2015/06/13 23:10

 考えてみたらパリ旅行から戻ってきてちょうどひと月になります。あっという間のひと月でした。旅行の余韻に浸る間もなくバタバタと写真の整理をし、新宿での展に加えるのを選別し、作品説明の文章を書き、という具合の毎日でした。とは言ってもまだ終わっていないのです。あれもこれもやりたいと思ってはいるのですが展までの残り時間を考えると全部は無理のようです。やりたいことに優先順位をつけて、最後は時間切れとなってあきらめることになりそうです。

 写真はメトロのアベス駅(Abbesses)です。パリに行ってこの駅に来ないことはありません。サクレ・クール寺院、テルトル広場、キャバレー「ムーラン・ルージュ」、モンマルトル墓地の寄りの駅です。僕はここで下車をして絵描きさんたちがいるテルトル広場へ。
 英国で英語の勉強をしている間、年に一度くらいは大好きなパリに行きました。ニューヘヴンNew Havenという小さな港からディエッペDieppeという港町までフェリーに乗り、アベスの安宿に1~2泊して絵描きさんたちとのおしゃべりをするのが楽しみでした。
 そんなことで僕にとっては忘れられない駅です。

車中の朝食2015/06/16 12:36

 展の準備をしながら古いファイルをあれやこれや開いています。

 数年前にパリに滞在していた時に一泊でアムステルダムへ出かけたことがあります。朝8時ころの電車だったと思います。パリを出て間もなく朝食のサーヴィスが始まりました。たいして期待はしていませんでしたが写真のような本格的なコンチネンタル式のが出てきました。妻ともども「これはおいしい」とパクパク食べました。僕はハムとチーズとパンがあれば幸せですからこれ以上の朝食はありません。

 アムステルダムを初めて訪れたのは21歳、1966年2月でした。運河の風が冷たく、冬物の衣類を持っていなかった僕にはこたえました。手持ちのお金がなくなって、アルバイトを探しにヒッチハイクでたどり着いたのでした。
 以来、アムステルダムは僕にとって忘れられない街になりました。

村上肥出夫展2015/06/18 19:03

 大変うれしい知らせが手元に届きました。僕は村上肥出夫画伯のことをこのブログで書いたことがあります。それが縁で銀座の兜屋画廊の社長さんにお目に掛かったことがあります。以来、村上肥出夫氏の展のお知らせをいただいています。
 今回は自分の展の後半に村上氏の展が開かれます。僕は「店番」をしなけれなならないので会場に行けるかどうか現時点では分かりません。もし、これをお読みくださっている方でお時間が取れる方は是非、どうぞ。

 村上肥出夫氏との思い出については下記のURLに書きました。大昔の話ですがお時間がありましたら覗いていただければ嬉しく思います。
 
 今回のリコーイメージングスクエア新宿 (旧ペンタックスフォーラム)での展は、奇しくも僕が村上氏とパリのアベスにある安ホテルで段ボールの炬燵で暖を取っていたころに端を発しています。
 約半世紀もたった今でも、昨日のことのように思い出されます。

<僕の過去のブログ>
http://tadashi.asablo.jp/blog/2009/12/15/4758488
http://tadashi.asablo.jp/blog/2009/12/23/4773913
http://tadashi.asablo.jp/blog/2011/09/03/6087502
http://tadashi.asablo.jp/blog/2011/09/05/6088940
http://tadashi.asablo.jp/blog/2011/09/05/6089715
http://tadashi.asablo.jp/blog/2011/09/06/6090430
http://tadashi.asablo.jp/blog/2011/09/07/6091491

<村上肥出夫展>
銀座と横浜で同時開催
2015年7月11日(土)~31日(金)

★銀座:兜屋画廊 03-3571-6331
〒104-0061 東京都中央区銀座8丁目8−17
http://www.gallery-kabutoya.com/

★横浜:爾麗美術(ニレイビジュツ)045-222-4018
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町214
http://ycag.yafjp.org/gallery/97/

私の名前は日本国憲法です。2015/06/21 17:08

 朝日新聞朝刊(2015.6.19)に掲載されていた投書です。

「私の名前は日本国憲法です」
非常勤地方公務員 伊原勇一(埼玉県 61)

 私の名前は日本国憲法です。今年で68歳になりました。物心つく頃から「日本生まれではない」と批判する人がいました。
それでも命は命。順風満帆とは言えないけれども、他人との争い事を極力避けて、穏やかな生活を営んできました。

 ところが最近、私に「治療しないと生命に危険が及ぶぞ」と恫喝(どうかつ)まがいの忠告をする人が増えてきました。
病気でもないのに、とりわけ心臓部に当たる9条に腫瘍(しゅよう)があると言って治療を勧めたり、
米国製のバイパスを付けた方がいいんじゃないかと言ったり、いらぬお世話をする人々がいます。

 バイパスなど付けてしまえば、穏やかな生活が崩れてしまうかもしれません。それなのに、専門知識もない輩(やから)が、騒ぎ立てるのは変です。

 先日、私は3人の専門医の検診を受けました。先生方は3人とも、バイパスを付けるのはおかしいと断言なさいました。
本当に病気で手術が必要なら、きちんとした手続きを踏むべきだともおっしゃいました。

 素人は勝手な思い込みを捨て、専門家の意見に真摯(しんし)に耳を傾ける姿勢を持つべきでしょう。

大坂忠写真展 於:新宿2015/06/25 13:27

 たびたびの告知になりますがご容赦ください。
 
 明日にはすべての荷物をギャラリーと宿泊予定のホテルに発送します。作品関連のものはいつものようにラボフューズの方々にお願いして旭川から直接ギャラリーに送ってもらいます。
 実際の展示作業は29日の午後4:30頃から始まります。僕もその時間までには会場に入ります。「陣頭指揮?」を取らなければならないからです。展示のための図面はあるのですが時どき、職人さんが迷うことがあるのです。そんな場合に僕が大英断を下すのです。

 僕のスーツケースには2週間分のもろもろと、販売用のプリント、芳名帳、などなど結構な荷物になります。
 それらをエッコラエッコラ運ぶのは億劫なので29日必着でホテルに送ります。

 そんなことで今日は忘れ物が無いように、細かな作業をしています。

<大坂忠写真展=幕あい・パリのメトロ=>
会場:リコーイメージングスクエア新宿
http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/community/squareshinjuku/gallery/20150701_2/online/index.html
住所:東京都新宿区西新宿1-25-1 
    新宿センタービルMB(中地下1階)
    リコーイメージングスクエア新宿
TEL:03-3348-2941 
営業時間:10:30~18:30
休業日:毎週火曜日

僕は期間中は在廊しています。どうぞお声をかけてください。

大坂忠写真展=幕あい・パリのメトロ=2015/06/28 10:35

 再三のお知らせで申し訳ありません。
 昨年の秋に決定していた写真展がいよいよ7月1日から始まります。ようやくたどり着いたという感があります。
 これまでの展とは違って決定から開催日までの準備期間が長く、準備期間の途中で中だるみやら迷いやら、自分なりに大変でした。次回があるとすれば、願わくば、準備期間が短い方が助かるという思いです。
 中だるみの時期にやる気を起こさせてくれたのはラボフューズとのやり取りでした。展示点数や額縁のデザイン、展示の仕方などを細かく打ち合わせをする中で励まされました。額縁制作の角谷さんは何種類もの見本を作ってくれました。また、展示写真のサイズを3種類にすることなど感性豊かな提案をして下さったのは伊藤さんです。ご自分の展のように細部まで気を配って下さったことに感謝の気持ちでいっぱいです。

 今回の展ではいくつかの試みをしています。会場を右回りで観て頂ければ、4つ切りワイドと6つ切りモノクロで構成した、いわば「序章」があります。これらの写真はパリの街の風景です。その後、主題の「パリのメトロ」の写真となります。A3ノビのサイズです。その後はまた、余韻をと思いパリの街の風景写真を配置しました。
 合わせて、主題の「パリのメトロ」の額は赤と緑のを15点づつ、その他の写真は黒に近いグレーの金属製かと思える、しかし、木製の幅広のです。

 というわけで、従来の写真の展示とは少し異なる色彩豊かな雰囲気です。
 ここまで来て、会場に流す音楽はどうしましょうかと頭が痛いところです。

 明日は、午後4時半ごろからフレームマンの職人さんたちが来て展示作業が始まります。僕はウロウロしながら立ち合いをします。立札は「閉館」となっていますがリコーサービスセンターは営業中で、入り口は一つで開放的なギャラリーですから、お近くを通ったら「おおさか~」と声をかけてください。

 きわめて私的なことですが・・。長い準備期間中、妻は僕の試行錯誤の言動に付き合ってくれました。弘子さん、ありがとう。


<大坂忠写真展=幕あい・パリのメトロ=>
会場:リコーイメージングスクエア新宿
http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/community/squareshinjuku/gallery/20150701_2/online/index.html
住所:東京都新宿区西新宿1-25-1 
    新宿センタービルMB(中地下1階)
    リコーイメージングスクエア新宿
TEL:03-3348-2941 
営業時間:10:30~18:30
休業日:毎週火曜日

僕は期間中は在廊しています。どうぞお声をかけてください。

展示作業2015/06/29 22:15

今日、ようやくというか、やっとというか、展示までたどり着きました。ながーーい助走期間でした。今はただただホッとしています。
4時半からフレームマンの方々が一気に作業を始めましたが6時ころまでかかりました。今回は点数が50点、加えて3段に飾ったところ、それぞれの壁面は配置のデザインが異るという、「複雑」な作業が多かったのでいつもより時間がかかったと思います。
27〜8度という気温のせいか皆さん、楽だねエと言いながらの進行でした。

何度も展示作品の見直し、展示点数の検討などラボフューズにお願いしました。しかし、実際に大きな壁面に飾って、照明を当ててみないと分からないということもあり、最後の最後まで不安がありました。

大方の展示を終えたころにギャラリーの所長であるSさんが会場に顔を出しました。僕は、最初のコメントは何だろうとかたずをのんで顔を凝視しました。膨大な作品点数を見てきた方であり、ギャラリーの責任者である所長さんの最初の一言は、僕のこれからの2週間の居心地を左右するものです。Sさんが無言だったらどうしようかと、僕の頭の中は混乱状態です。

審査を通過した作品でも、全てが興味をそそる展示になるとは限らないということを以前聞いたことがあります。もしかしたら僕の今回の作品がそれなのではないかと不安になりました。

「イイですね。大坂さん。ボリュームがあって見応えがあるし、ギャラリー全体の雰囲気が楽しい。こいう展示もアリですね。実は選考会ではもう少し暗い感じになるかなと思いました。外からギャラリーの中を覗いたときも華やいだ感じでイイですよ。パリの写真はたくさんあるけど、いわゆる観光地が多いです。こんなように生活の場のメトロを撮った写真は見たことがないしネ」
僕の不安は一気に解消されました。

明日は休館日です。本番は1日から始まります。何とか快適に2週間の「勤務」ができそうです。

明日は第一日目2015/06/30 20:55

札幌を出る前は「暑いだろうな」と思い、覚悟を決めていました。しかし、昨日今日は意外と涼しく覚悟はどこへとやらです。

今日は11時ころにホテルを出て西口の方へぶらぶら。
京王百貨店の前にはたくさんのバスが並んでいました。行き先の表示を見ると実にさまざまです。甲府とかの長距離のに混じって目に付いたのが「中野駅行き」でした。僕たちは基本的にバスが好きです。旅先であてのないローカルバスにるのは始終です。
今日も、妻に「乗る?」と声をかけて体は半分すでにバスに乗っていました。座るや否や出発です。

中野は何十年も行っていませんでした。用がないといえばないのですが・・。高校生時代は中央線の荻窪駅が下車駅でしたから、帰宅途中に中野で降りて、小遣いが有るときには喫茶店に入り、気取ってコーヒーなんぞを飲んだものです。

そんなことを思い出しながらの中野行きでした。
無論、半世紀以上も経って、街は大変貌を遂げていて思い出す建物などあるはずがありません。

昼食時でもあったので喫茶店に入りランチを食べ、同じ路線に乗って西口に戻りました。

というわけで今日はゆっくりとした一日を過ごしました。

展は明日が初日です。天気は芳しくないようなのでお客さんの出足は良くないかもしれません。それでも、大都会ですから気をもむほどのことはないと思っています。

今回はカラー写真と合わせてモノクロを6つ切りサイズで、10点を展示しています。

ギャラリーは10:30から6:30分まです。
少しだけ緊張をしながら、お待ちしています。
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