雪だるま ― 2013/12/25 20:21
日本のは腰のくびれがないのが多いと思います。3段にして頭、上半身、下半身という作り方をすると腰のくびれができます。しかし、僕が小さい頃から馴染みがあるのはやはり2段の雪だるまです。体型に関係しているのでしょうか(笑)
今日はキリスト者にとって大事なイエス・キリストの降誕(誕生)を祝う祭りです。みなさんはいかがお過ごしでしたか。
写真は札幌市内を流れる創成川の広場で見つけた雪だるまです。今日の夕方の散歩で見かけました。
石川四校記念文化交流館 ― 2013/12/26 21:04
着いたのが夕暮れ前でした。早速と思い金沢駅前からバスで向かいました。香林坊というバス停から歩き出してじきに目に入ったのが石川四校記念文化交流館という洋風建築です。
ウイキペディアによると-----
「石川県が2008年(平成20年)に旧第四高等学校(略称は「四高(しこう)」)に関する資料の展示と文化活動の機会を提供する目的で設置した。~建物は1891年(明治24年)築の煉瓦造り2階建てで国指定の重要文化財である。~初代館長は加賀藩主前田家18代当主の前田利祐である。」
学生時代によく読んだ泉鏡花をはじめ徳田秋声や室生犀星など金沢とゆかりのある作家の名前が蘇てきました。個々の作品の内容は記憶にないのですが、無性に懐かしさがこみ上げてきました。
体力と集中力があるならもう一度読み返したいものだと思いながら煉瓦造りの建物を後にしました。
金沢の武家屋敷 ― 2013/12/27 21:16
今日の印象深かったところは武家屋敷でした。たくさんの屋敷がほぼ当時のままに残されていていました。手入れがゆき届いた外観からもそれぞれの持ち主が普通に生活をしているのが伺い知ることができました。そんなことで実際は屋敷の中を拝見することはできません。路地を散策するだけです。
突然、妻が「なんか、パリの路地を歩いているような気分」と言い出しました。僕は僕で二十歳代を過ごしたイギリスのブライトンの事を思い出していました。
僕はブライトンの閑静な住宅街を散策しているような錯覚を覚えていました。
武家屋敷のある小路は石畳みです。細い幅の小路を挟んで両脇は土塀です。電柱は一切なく路地に露出しているのは落ち着いた意匠の街灯だけです。交通量がある大通りからは少し奥まっていて、街の喧騒は全くと言っていいくらい武家屋敷までは届きません。
その静けさと、小雨に濡れた石畳みの路地、そして、土塀の中でどんな生活が営まれているのかを想像しながら散策していると、パリなりブライトンの石造りの家屋が切れ目なく続いている石畳みの路地を歩いているような気分になってしまいました。
能登半島へ ― 2013/12/28 20:11
地図を見ると日本海に沿って走っている箇所がいくつもあり、バスから悪天候で暴れる日本海がみえるかと思い楽しみにしていました。
何故か、日本海の海は荒れているという思い込みがありました。
しかし残念ながら道路が海岸線から離れ過ぎていて海はあまりよくは見えませんでした。
車高の低い乗用車からなら全く見えないだろうからと自分を慰めながら高速シャッターで数枚を撮りました。
輪島はミゾレ模様の天気に加えて年末で閉まっている店も散見され、訪れる季節が良くなかったなと思いました。
砂金の金沢 ― 2013/12/29 20:47
しかし、どこへ行っても工芸品や茶菓子に金箔が使われていることを目撃すると、改めて「そうかも」という思いにさせられます。
閑話休題
妻は「この街ではどこに行っても余計な音楽が流されていなくて気持ちがいい」と言います。東茶屋街やにし茶屋街では三味線の曲が流されていてもおかしくはないと思うのですが、何処の小路もシーンとして、観光客の話し声が石畳みに響くのが聴こえるほどなのです。街の中も同様です。
僕は心なしか疲労感が少ないような気がしています。
炭団(たどん) ― 2013/12/30 21:09
若いウエイトレス「はい、かしこまりました」
若いウエイトレス(サランラップを僕に手渡しながら)「早めに召し上がってください」
僕「はい。ホテルに戻ってからゆっくり食べます。ところで炭団ってどんな大きさか分かりますか」
若いウエイトレス「いいえ、見たことがありません」
僕「このタドンの三分の一くらいですよ」
若いウエイトレス「あらー、そうなんですか。小さいんですね。時々お持ち帰りになるお客様が居ます」
僕はそりゃーそうだろうと内心思いました。同時に僕だけがサランラップをお願いする異端の客ではないらしいと安堵もしました。
小さい頃、僕の家で冬の一時期、炭団を燃料にしたことがありました。当時の青森ではマキストーブが一般的で小学校もそうでした。それがどうして一時期ではあっても炭団を燃やすことになったのかは記憶にありません。もしかしたらマキが不足したのかもしれません。
そんなことで僕は炭団が四角い最中の四隅の角を丸くし、押しつぶしたような形をしていて、早く言えばやや平べったい四角いオニギリのようであること、そして、当然ながら原料は石炭の粉ですから真っ黒であることを知っているのです。
もしかしたら時代とともに「タドン(炭団)」は国語辞典にも「全体を板のりで包んだ、通常の約2~3倍の大きさのオニギリ」などという説明で見出し語になるかもしれません。
写真が、メニューの表示がタドンとなっていた「タドン」。上野駅構内の麻布茶房にて。
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