金沢の武家屋敷2013/12/27 21:16

今日は一日中観光バスに乗って過ごしました。いつものことなのですが、初めての街を訪れたときには観光バスに乗り、主な見どころを一回りするのがいいと思っています。

今日の印象深かったところは武家屋敷でした。たくさんの屋敷がほぼ当時のままに残されていていました。手入れがゆき届いた外観からもそれぞれの持ち主が普通に生活をしているのが伺い知ることができました。そんなことで実際は屋敷の中を拝見することはできません。路地を散策するだけです。

突然、妻が「なんか、パリの路地を歩いているような気分」と言い出しました。僕は僕で二十歳代を過ごしたイギリスのブライトンの事を思い出していました。
僕はブライトンの閑静な住宅街を散策しているような錯覚を覚えていました。

武家屋敷のある小路は石畳みです。細い幅の小路を挟んで両脇は土塀です。電柱は一切なく路地に露出しているのは落ち着いた意匠の街灯だけです。交通量がある大通りからは少し奥まっていて、街の喧騒は全くと言っていいくらい武家屋敷までは届きません。

その静けさと、小雨に濡れた石畳みの路地、そして、土塀の中でどんな生活が営まれているのかを想像しながら散策していると、パリなりブライトンの石造りの家屋が切れ目なく続いている石畳みの路地を歩いているような気分になってしまいました。
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