古い木造建築 ― 2013/12/14 20:19
僕は古い木造の建物を発見すると、何故か撮りたくなります。コンクリートの建物とは違って、冬は隙間風で寒いだろうなとか、夏はトタン屋根の熱で暑いだろうな、などと生活を想像させてくれます。また、改築をしたり修理をしたりの痕跡が見えやすく、その家の歴史を感じることができます。
僕はこの家屋を何度も撮影しています。しかし、なかなか納得のいくのが撮れずにいます。
昨日のことでした。やはり散歩途中に、この吹雪の中、重機の作業音が聞こえてきました。大変だろうなと思いながら角を曲がりました。左前方にこの木造の家屋が見えるはずでした。
僕は唖然としました。もうすでに跡形も無く、無惨な姿をあらわにして、その残骸が重機に平れ伏していたのです。何十年かの家族の歴史に区切りがつけられてしまったのです。
最近のコメント