被ばく/ 被爆 / 被曝2013/08/07 23:25

 僕の浅はかな知識で理解できていることは下記のようなことです。

 「被爆」は核兵器による爆撃を受け、その結果、放射能にさらされることを意味します。一方、「被曝」は核兵器ではなく核実験や原子力発電所などの事故で放射能にさらされることを意味します。
 共通していることは、原因が核兵器であっても原発であっても生命に害を与える種類の放射能という、匂いもなく目にも見えないものにさらされるということです。
 言い換えるなら、第2次世界大戦で広島と長崎を爆撃したのが原子爆弾で、その生存者は被爆者です。68年も経った今もその放射能の後遺症に苦しみ、おびえて暮らしています。そして、今回の一連の東京電力の原子力発電所の事故によって大気を汚染し健康被害が心配されている原因も同じく放射能です。
 無論、放射線にはたくさんの種類や強弱があり健康に害を及ばさないのもあります。しかし、ここで問題なのは、人間はもとより動植物の命に害を与える種類です。

 東電の事故が起きるまでは、「被爆者」と言えば原子爆弾の被害者を指していたと思いますが、これからは原発事故による「被曝者」も加わります。

 僕が暗たんたる思を持つのは、これまでの日本政府や日本の政治家の広島と長崎における被害者への対応を考えると、原発の「被爆者」なり「被爆地」のさまざまな問題の解決には68年以上はかかりそうだということです。

 写真はいまだに農地に放置されている船舶や家屋です。もし、放射能の問題が無かったら、すでに住民は地元に戻り、残骸を片付け、前に進んでいたと思うのです。残念無念です。

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