札幌の秋-2 ― 2010/09/24 21:51
拙宅のドアをバターンと閉めてから、背後に太陽の暖かさを感じながら狸小路一丁目までアーケイドを歩いて2400歩。
途中、5丁目にある八百屋で妻に頼まれた生姜とみょうがを買いました。ここでときどき買い物をしているせいか、オヤジさんの機嫌が良かったせいか、サラダ菜としし唐をおまけでくれました。
続いて、TVタワーの足元までで3000歩。
なぜ、TVタワーの足元近辺はあんなにゴチャゴチャと、どこかの家の裏庭のような具合なのかなと思いながら、その真下で直角に左折して大通り公園へ。
そういえば、数年前に東京タワーへ行ったときにも同じようにタワーの足元が垢抜けていないと思いました。やはりゴチャゴチャとチケット売り場やソフトアイスクリームの店が無計画に増築されたように並んでいました。おのぼりさんが集まるところはそんなものなのでしょうか。昔の上野駅も東京駅に比べれば泥臭い印象がありました。
駅前通りに出てまた左折し、ススキ野交差点まで4600歩。
角のマクドナルドで120円の温かいコーヒーを飲んで一休み。最初はアイスコーヒーを注文したのですが、もう温かいのが正解のような気がしてあわてて変更しました。ここはWiFiがつながるのでメールのチェック。英文校正の受注を一件確認。
36号線をまっすぐ西へ。拙宅のドアまでで丁度、6000歩。
写真はTVタワー前で。僕はなぜか逆光が好きです。
コメント
_ 三浦 剛 ― 2010/09/25 23:54
_ 大坂忠 ― 2010/09/26 18:50
ご無沙汰しています。
これですね。
高校生のときに読んだような気がしていますが思い出せず、青空文庫で探しました。
『小石川の切支丹坂(きりしたんざか)から極楽水(ごくらくすい)に出る道のだらだら坂を下りようとして渠(かれ)は考えた。「これで自分と彼女との関係は一段落を告げた。三十六にもなって、子供も三人あって、あんなことを考えたかと思うと、馬鹿々々しくなる。けれど……けれど……本当にこれが事実だろうか。あれだけの愛情を自身に注いだのは単に愛情としてのみで、恋ではなかったろうか」』
みょうがが妙な方向へ・・・。
そちらの残暑はまだまだ厳しいようですね。
札幌はもう、夜には窓を閉めなければ寒いくらいです。
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高校1年生の時、ある哲学者の随筆に夢中になり、その人の自宅を訪ねて茗荷谷の駅で降りたことがあります。
途中、道に迷ってある坂にさしかかった時、そこが田山花袋の小説『蒲団』に冒頭に描かれた切支丹坂であることに気がつきました。
当時、ひとつ年上の女学生に片想いをしていた私は、花袋の描くやるせないまでのフェティシズムに共感してしまいました(赤面)
そういえば古典落語でみょうがを題材にした噺がありましたね。
初恋の人を忘れられるのなら、食べてみたい気もいたします…。