消極的平和2018/09/19 20:22

  ときどき、ナットク、うまいな~と思える作品に遭遇します。今日はその1つを「朝日川柳 西木空人選 2018年9月19日」から。

★消極的平和であってなぜ悪い(千葉県 安延春彦)

       陸自、シナイ半島多国籍軍派遣検討。

 朝日新聞では下記のように報道しています(2018年9月18日)。

 「政府が、エジプト東部のシナイ半島でイスラエル、エジプト両軍の活動を監視している多国籍監視軍(MFO)に陸上自衛隊員2人の派遣を検討していることが分かった。2015年に成立した安全保障関連法によって付与された海外活動の新任務で、派遣が決まれば初適用となる」

 「安倍政権の積極的平和主義のもと、年内に関係省庁の現地視察団を派遣して、治安情勢を確認したうえで最終的に派遣の可否を決める方針だ」 

 安倍政権は多国籍監視軍に自衛隊員2人の派遣をしたいと考えているようですが、言い換えると「日本も戦争ができます」と世界に対して積極的に売り込みたいようです。
 僕は、自衛官の命を売り込むのはきわめて「消極的」であるべきだと思います。自衛隊員は安倍政権の「積極的平和主義」などというまやかしのセールストークに惑わされないようにしてほしいと思っています。

 *消極的の意味
  「あることを受容しない、賛成しないこと」

寒くなってきました。2018/09/20 13:01

 今日の札幌は雲は少しありますが大変よく晴れています。空の色も風もすっかり秋です。

 大きな地震の後の全道停電は解消しました。しかし、高橋はるみ知事は大規模停電が発生したことに関し『深刻な事態だ。北海道電力の責任は極めて重い』と述べています。僕は安倍政権と同類で、市場を独占している北海道電力の傲慢さが原因と思っています。

▲NHK NEWS WEB 2018.9.20 午前10時発表
 北海道のまとめによりますと、今回の地震で、20日午前8時現在、道内5つの市と町であわせて21か所の避難所に915人が避難しています。

 日に日に気温が下がっていくこの季節、避難所で生活をしている人々のことが気になります。
  
 僕はTVで避難所の雑魚寝を強いられることが多い生活形態を観るたびに貧相さを感じます。文明国とか、経済大国と標榜しながら、はたして人間の尊厳、個人の尊厳が尊重されているのかと疑問に思うのです。
 むろん、一部においては避難所の体育館に間仕切りを設けたり、段ボールのベッドが設置されたりという努力がされているのは知っています。しかし、日本国内で毎年、何ヶ所の避難所が設けられているかを考えるなら、人間の尊厳をどんな場合でも守るという決意が欠けているとしか思いません。
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