秋の名残2014/11/02 21:58

 今日のプールでの水中ウォーキングは4日ぶりでした。あれこれ雑用があったりでサボってしまいました。
 僕の大好きなご飯や麺類を極力食べないようにしているのですが、今朝体重計の乗るときには少し緊張をしました。それでも500グラムほどが増えていただけでした。少し安堵しました。
 プールは、いつも土日は空いています。今日もがらがらで、ウォーキングレーンはほぼ僕の独占状態でした。

 水中ウォーキングが楽しいかと問われれば少なからず?です。何しろ僕は運動はあまり好きではありませんから。しかし、シーンと静まり返ったプールで、鏡のようにさえ見える水面に静かに身体を沈めて、ほんの少し波立つ様子を眺めながら、ゆっくり手足を動かす瞬間にはある意味での快感を覚えます。

 一時間ほど運動をして駐車場に向かう途中で見かけたのが写真です。場所は札幌ファクトリーです。もともとはサッポロビールの工場の建物で、当時の雰囲気を残しています。
 もう紅葉の季節は終わっているはずですがここのツタは今こそ紅葉だという意気込みで燃えていました。

 車の中で聞いたらラジオでは盛んに冬用のタイヤに付け替えることを勧めていました。

秋の名残 22014/11/04 23:13

 夕べから今朝にかけて、夜中に目が覚めて外を見るたびにみぞれ模様でした。僕はいよいよ来るなと思いながらすすき野方面を眺めていました。
 しかし、7時ころにはすっかり快晴となり、大変すがすがしい朝となりました。

 路面が多少でも白くなり始めると心配になるのはやはりタイヤのことです。夏タイヤで白くなった道路を走るほど命知らずなことはありません。ブレーキやハンドルのついていない自動車を運転するようなもので自分の命はもとより多くの人々を危険な目に合わせることになります。
 毎年「今年は早めにタイヤ交換をやろう」と思いはするのですがいつも後手ゴテです。
 冬タイヤは路面に吸い付くような工夫をしているのですが、その結果比較的やわらかい素材を使っているようです。つまり、乾燥した路面では、夏タイヤよりも減り方が早いというのが定説です。そんなことで多くの人はぎりぎりまで夏タイヤを使い続けようといろいろと工夫をするのです。典型的には冬タイヤの使い始めをできるだけゆっくりと、と思っているのです。

 経済性よりも安心をと思い、僕は昨日、タイヤを更換してしまいました。珍しく先手を打つことができ、安心して冬将軍のお出ましを待つことができます。僕は近所のガソリンスタンドを利用させてもらっていますが店員曰く「まだ誰も交換には来ていませんネ」

火災現場で野次馬2014/11/05 20:36

 妻の提案で一緒に散歩に出ることになり、プールへの通勤はお休みとなりました。
 10時に札幌駅方面に向かって歩きはじめました。久しぶりの運動がてらの散歩です。日頃のプールでの鍛錬の成果か足の具合が良く、また、疲労感もなく快調でした。
 
 ご無沙汰していたキヤノンギャラリーに立ち寄り、同じビル内の地下で早めの昼食を食べました。地上に出てきたのは12時ころでした。
 外は何やら焚火の煙の臭いが立ち込めていました。植物園の方角に歩いていたので、僕は枯葉などを燃やしているのかなと思ったのですがそんなことはないだろうと思いなおしました。都市での焚火は禁止されているはずだからです。
 風がほとんどなかったせいか匂いはだんだんと強くなり、妻も何かおかしいと思い始めました。通りを歩いている人々の中にはハンカチやマフラーで鼻や口元を覆っている人たちがいました。空を見ると煙が陽の光りをさえぎって青空がグレーに変わっていました。サイレンの音は聞こえませんでした。
 拙宅に近づくに従って煙は濃くなり、匂いには刺激臭が加わってきました。大通公園に着いたころにははっきりと火災とわかる煙が見えました。すすき野方面からモクモクと煙が天空に上がっていているのが見えました。その距離になって始めて消防車のサイレンがはっきりと聞こえるようになりました。

 僕は、これは大きな火災だと思い始めました。妻はしきりに自分の髪の毛に付着しはじめている煙の臭いを気にし始めて「せっかく髪を洗ったのに」とぼやいていました。

 拙宅は6階にあり、すすき野方面がよく見えます。煙が上空に強い勢いで上がっているのが見えました。

 <北海道新聞の電子版>
「中央区南7西4、雑居ビル「プリンス会館」(鉄筋コンクリート地上3階地下1階建て、延べ約千平方メートル)1階の飲食店「桃花(ももか)」調理場から出火、ビル1~3階の内部を焼き、午後1時現在、鎮火していない。同店の女性経営者(63)が煙を吸って搬送されたが、命に別条はないという。ビルはスナックや居酒屋など約30店が入居し、従業員ら数人がいたが、避難して無事だった。

 現場は札幌・ススキノの繁華街の一角で、ビル各階の窓からは黒煙が噴き出し、消防車など35台が出動。付近の市道が通行止めとなり、消火活動を見守る通行人らで騒然となった」

 夕方4時過ぎても空気はきな臭く、異様でした。僕は時々外を見ながら火災現場に行きたいと言ったら妻に笑われるだろうなと思っていた矢先、妻がいきなり火災現場を見にゆこうと言いだしました。僕はびっくりしました。曰く、小さいころから火事があると見に行っていたということで、長年一緒にいても新発見があるなと思いました。
 
 気温が下がり始める時間帯なのでしっかりと身づくろいをして、夫婦そろって火事場の野次馬となるべく出かけました。

 幸い、火元の飲食店の女性がやけどをしたという程度の人的被害で済んだようで不幸中の幸いかなと思っています。

翻訳の仕事2014/11/07 00:08

 翻訳原稿の手直しやら依頼者からの質問に応えるという作業をやり終えたのは昨日が今日になった時間でした。

 僕が手掛ける翻訳のほとんどはいわゆる学術論文の類です。それ以外の依頼は、何故か舞い込んできません。

 翻訳の仕事を初めてもう35年になります。当時は原稿が手紙で送られてきました。翻訳原稿はタイプライターで打ちました。僕の苦手な作業でしたから僕の手書きの文字を職員に打ってもらいました。厳密な納期を確定することは必要もなく、のんびりと、仕上がり次第に送るという仕事ぶりでした。
 その後に出現したのがファクシミリという、今では一般的になった方法です。この時期には納期が短くなり厳密になってきました。何しろ、依頼者は自分のファクシミリの機械の前でじっと僕からの翻訳原稿を待っていましたから。
 それが、今では電子メールの時代です。瞬時に原稿のやり取りができます。納期はより厳密になり、場合によっては時間までも決められることがあります。

 しかし、今も昔も変わらないのは、基本的に僕は声を聴いたり、お目にかかることはないということです。
 翻訳の仕事はすべてが電子メールのやり取りだけでなされます。10年も20年もベテルを利用してくれている研究者の方々もいますが、電子メールに書かれている言葉だけが、僕にとっての「実体」なのです。

 原稿を読みながら依頼者のお顔を思い浮かべることはできません。もっとも時折、その方のWEBを開く必要があって顔写真を見ることはありますがまれなことです。

 時代の変遷とともに仕事のやり方も変わってきています。あらゆる分野でコンピュータが使われ、効率はアナログ時代の何十倍にもなり、便利にもなりました。

 僕は運が良ければこれから10年くらいの間は時代の変化を目撃できるかもしれません。もしかしたらSF作家もびっくりという社会になるかもしれません。

 残り時間を数える年齢になって、少し、支離滅裂な文章になりました。
 
 写真は今日散歩をしたモエレ沼公園の白樺林です。たまにはモノクロ写真もいいのではないかと思っています。

冬支度2014/11/07 22:50

 今日は立冬だそうです。つまり、今季の冬の始まりということです。しかし、数年前に戸建からマンションに引っ越してから以前ほど季節を感じなくなりました。
 自前の庭があったころは雪が降る前に庭の手入れをしなければなりませんでした。特に庭づくりに凝ったことはありませんが雑草を抜いたり枯葉を片付けることぐらいはやらないと、という気持ちはありました。新聞にホームセンターの折り込み広告が入っていると、何か労力を省くことができる新しい道具でもないかと一所懸命に見ました。
 また、当時は除雪機を使っていましたから、その手入れも必要でした。半年も動かしていないエンジンに再度、働いてもらうためには様々な準備が大事でした。バッテリーの充電をし、可動部に油を差し、発火プラグを磨き、などなどです。
 そうそう、大事なことがもう一つありました。暖房用のボイラーの点検です。1~2度は経験がありますが厳寒期にボイラーが突然ストライキをおこすと、いくら着込んでも何もできなくなります。これは初雪前に絶対にしておかなければならない必須のことでした。

 そして、今頃は、あれもこれもまだ終わっていない、修理業者はいつ来てくれるのかと気持ちだけが焦るのでした。

 しかし、数年前にマンションに移り住んでからは暖房用ボイラーと庭と除雪に関する作業は一切なくなりました。それと同時に冬支度は他人事のようにさえ思えるようになりました。身勝手なものです。

 今日の札幌は5度でした。今季最低の気温であったとニュースは報じていました。妻と僕は「ほんとに!」と、文字通り他人事のように感じていました。

 写真は今夕の拙宅から見上げた月。左下方の明かりはすすき野界隈です。

大通公園の夕日2014/11/08 21:41

 水中ウォーキングを始めてからすすき野や大通公園周辺を定期的に散歩しなくなりました。何しろ水中ウォーキングを1時間半やって昼ご飯を食べると疲労感がどっと襲ってくるのです。妻に言わせると「今日の仕事が終わったね」です。

 散歩に出ないと写真を撮る機会は減ってしまいます。つまり、写真を撮ることにだけに限定をするなら水中ウォーキングはほとんど毎日、傑作?を撮る機会を失っていることになります。
 そんなことで今日は水中ウォーキングを一時間で切り上げて、久しぶりにカメラを持って外を歩きました。
 
 カメラを持って散歩をしているときと、持たずに散歩をしている時では明らかに意識が違います。
 1枚の傑作が撮れた!と思った後の疲労感は、どこかへ吹き飛んでしまいます。足取りも軽くなり、もう一枚を撮りたいという欲が強くなってきます。

 さて、今日の一枚はこれです。夕方の大通公園です。9丁目から西の方角を向いています。TVタワーとは正反対の方向です。

映画「日本と原発」2014/11/09 09:03

  映画「日本と原発」をご紹介します。僕はまだ観ていません。札幌で上映されるのを心待ちにしています。

  大変異色な作品です。映画の監督は弁護士・河合弘之氏自身です。国内の脱原発訴訟の先頭に立って戦っておられる方です。
  氏の信条は、
「本気ですれば大抵のことができる
本気ですれば何でも面白い
本気でしていると誰かが助けてくれる」
http://www.magazine9.jp/greenpeace/111005/

飯田哲也(環境学者)氏
http://www.isep.or.jp/about_message
は次のように書いています。
・「吉田調書問題」の愚にも付かない「誤報」問題、
・安倍首相の「アンダーコントロール」発言、
・経団連の「国富流出問題」、
・原子力ムラの利権構造、
・とっくに破たんしている核燃料サイクル、などなどといったものを、これでもかこれでもかと事実と芸術的な映像で撃破してゆく、脱原発映画の総集編のような映画です。3.11後の日本の絶望と、日本の愚かさと、そして日本の希望が見えてきます。

超映画批評「日本と原発」
http://movie.maeda-y.com/movie/01923.htm
『日本と原発』70点(100点満点中)2014年/日本/カラー/2時間17分/

*日本人の洗脳を解き、原子力ムラの息の根を止めるため作られた一本

*震災と福島第一原発事故以来、多くの"原発映画"が作られてきた。だがこの「日本と原発」は、それらの中でもまったく異なった光を放つ作品である。

*この監督と映画「日本と原発」を正確に言い表すならば、「日本最大のタブーである原発マフィアを地獄の底まで追いつめ、その首を狩るために作られた」執念の一撃、である。
http://movie.maeda-y.com/movie/01923.htm
(全文を是非、お読みください)

*札幌ではどこで上映されるかまだ情報がありません。ご存知の方が居ましたらお教えください。

【上映予定】
シネマート六本木
住所: 〒106-0032 東京都港区六本木3−8−15
電話:03-5413-7711

長時間の検査2014/11/10 20:36

 朝9時15分に家を出て病院に向かいました。

 先月の心臓内科での検診で冠動脈の一か所が細くなっているのが見つかり、今日はそれの精密検査ということでした。
 ジェーコー北海道病院、正式には「独立行政法人 地域医療機能推進機構北海道病院」という名称の病院です。長いですね。「Japan Community Health Care Organization」が英語の名称です。
 当初、何が「ジェイコーJCHO」なのか分かりませんでした。WEBでチェックして納得と思ったのですが、日本語の名称よりも英語の方が10倍もその設立目的が分かりやすいと思いました。
 
 僕が受けたのは「負荷心筋シンチ検査」というものです。僕にとっての初体験でした。
 午前中は心臓に負荷をかけた時の血流の状態をスキャンして撮影しました。負荷をかける方法は自分が運動をしてやるのかなと思いきや血管注射をされました。「入ります」という看護師の声で注射されました。僕自身は静かにベッドに横たわっているだけなのですが、数秒後には激しい運動をしたかのように僕の心臓がバクバクとあえいでいました。妙な気分でした。

 午後は負荷をかけない状態での検査です。多分午前中の薬剤の効能がなくなったころを見計らってのことだろうと勝手に想像をしました。別の注射をされて、また、スキャンの機械に横たわり20分くらいの撮影でした。

 3時20分にすべての資料がそろい、医師との面談がありました。いろいろと丁寧に説明をしてくれました。そして、結論は「すぐにカテーテル治療をするか半年後にもう一度検査をして、それから決めるか。どちらでもいいのではないか」というものでした。つまり、今すぐにステントを入れる緊急性はないということでした。

 さて、この血管の一部が細くなったということの原因はと尋ねたのはやぶ蛇でした。
医師: 「まあ、加齢が一番でしょうか。それに糖尿病も関係がありますね。タバコもダメですね。まあ、これらが総合的に、ということでしょうか」

 僕は半年後の再検査の予約を入れて病院を後にしました。家に着いたのは4時半でした。これまでも様々な検査や治療を受けましたが今日のは最長記録となりました。

 写真は僕の心臓です。

都市の朝焼け2014/11/11 21:13

 今朝は4時半ごろに目が覚めました。いつも眠りは深くない方です。「夜半に目が覚める」などは50歳代のころには思いも及ばなかったことなのですが。
 60歳後半になって2度3度目が覚めるのは日常化しています。必ずしもトイレが近くなったとは思えません。2時間も眠ると目が覚めます。そして不思議なことに頭はすっきりして、すぐにでも仕事ができそうなくらいなのです。
 目が覚めて、頭がそれなりにすっきりしていると何かその時間がもったいないような気がしてしまいます。

 今朝は拙宅の東の窓からすすき野方面の空を眺めました。高い方の空は真っ暗でしたが、低い方はうっすらと明るくなっていました。そこでせっかくのことだと思い、僕はペンタックスQ7を手に取って2~30枚写真を撮りました。最近の高感度カメラを試したいと思ったのです。

 30分くらいあれこれカメラの設定を変えて撮りました。おおむねいいのが撮れたかなと思ったのが5時でした。もう一眠りしようかとベッドにもぐりこみ、目が覚めたのは10時でした。普通なら仕事に遅刻しているのですが、この年になるとそんなことよりも良く眠れたことの方が大事に思えるものです。

 参考までに。
 PENTAX Q7
 f/3.2 1/30
 ISO 12800

ペンタックスQ7の月2014/11/13 00:20

 昨日の写真は太陽が昇るかどうかという時間のでしたが、今日のはどっぷりと日が暮れて、これ以上暗くはならないだろうという時間帯の拙宅の窓から見たすすき野方面の写真です。

 昨日のと同様、こんなに暗くても撮れてしまうのが今デジタルカメラの性能です。本当にびっくりです。

機材:ペンタックスQ7 絞りf 3.2 露光時間5秒 ISO 200
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