高倉健 死去2014/11/18 15:09

 高倉健が亡くなりました。
 いつもの水中ウオーキングから帰宅し、昼食をとっていたときです。TVのワイドショーではこのことを盛んに話題にしていました。出演している人々は異口同音に「僕らのヒーローが」という言い方をしていました。しかし、僕は高倉健に特別な思い出はありません。
 高倉健の出演映画をはじめて観たのはいつごろかと記憶をたどっても定かではありませんが、少なくても「僕らのヒーロー」と思えるほど若い時ではありませんし、高倉健の作品を観たいと思ってのことでももありません。多分、50歳代で「幸福の黄色いハンカチ (1977) 」をDVD で観ました。比較的最近になって「鉄道員(ぽっぽや) (1999)」を劇場で観ました。それも10年以上も前のことです。
 
 僕は、アメリカの西部劇で大活躍をしたジョン・ウエエンのように、何んの役柄を演じても金太郎あめのように「高倉健」であったような印象を持ちました。

 それはそれとして、TVを観ていて最も気になったのは高倉健の年齢でした。TVの画面の片隅にず~っと消えることなく「高倉健さん、死去 83歳」と表示されていてました。僕は思わず、傍らにいた妻に話しかけるでもなく「え!、あと十年だ」とつぶやいてしまいました。耳のいい妻はすかさず「あと、十年もあるじゃない」と。僕は「あとたった十年だよ」と。

 先回も書きましたが、僕は60歳で写真を再開したときのことを鮮明に覚えています。光陰矢のごとしといいますがあっという間の10年でした。その同じ10年という時間を、僕が運よく生きることができるなら、僕は何をしたいのだろう、などと捕らぬ狸の皮算用をはじめました。と同時に、なるようにしかならないだろうな、ケセラセラでいくか、とも思いました。

先ずは、明日もプールへ行って、これからの十年の体力維持に努めますか。
 
 高倉健が出演した2001年以降の作品
 ホタル (2001年 70歳)
 単騎、千里を走る(2005年 74歳)
 あなたへ (2012年宝 81歳)

 写真:晩秋の大通公園11月5日
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