展が終わって ― 2016/03/15 22:44
一番の出来事は・・と考えれば「あなたのポートレイトをお撮りします」であったように思います。例年のことなのですが、その場でプリントを仕上げて、お渡しします。昨年は30名ほどでした。今年は50名を超えています。
僕はポートレイトを撮るのが好きですから面倒に感じることはありません。しかし、集中力は絶対的に必要です。ほんの5分ほどの間に被写体を観察し、僕なりに仕上がりを想像して撮ります。少なければ5~6枚、多ければ10~20枚は撮り、プリントをする際に1~2枚を選びます。
撮影時の緊張、プリント用の1枚を選ぶ集中力、ノートPCの小さな画面で色調整など、50名分もやれば、やはり疲れます。
今日は今回の「作品」をチラチラと観て、大方満足のいく結果でした。昨年よりは進歩していると自画自賛しています。
ポートレイトは被写体を表現するのか、自分を表現するのか、いろいろあると思います。僕は時間がある限り、できるだけ2枚差し上げたいと思っています。
1枚は「期待されている写真」で2枚目は「僕の解釈が加わったポートレイト」というわけです。2枚目への反応は「いいね」とか「素敵」というのに加えて、「予想外の写真だ」、「こんな自分を見たことがない」「自分じゃないみたい」などとさまざまです。
撮影に当たってはお名前を訊くことはありませんから、どこのどなたかは知ることはありません。しかし、それぞれ、きっと大事な写真の一枚になっているだろうという自負はあります。
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