僕の45年間ー94 ― 2011/02/23 21:27
僕はじきにデンマークを離れてイギリスへ出発する日にちを決めなければなりませんでした。
英国へ行き、英語の勉強をすることに少しずつ緊張感を覚え始めました。
自分に英語を習得できるという自信も確信なく、同時に手ぶらで日本に帰りたくはないという気持ちが交錯していました。合わせて、英国でアルバイトが見つかるかどうか、語学学校はどんな風にして決めたらよいのか、下宿かアパート探しは、と次から次へと心配な事が頭をかすめました。
僕にとって、以前に登場したBさん(2011.2.13)の情報が全てでした。僕は幾度もBさんに書いてもらったロンドンの知人の住所をなくしないように確認をしました。
東京の世田谷にある松沢中学校へ転向したのは3年生のときでした。以来、英語の点数は常に赤点でした。基礎がない上に単語を暗記することが不得意で、高校でも大学でも英語だめ人間でした。
そんな僕ですからイギリスの語学学校でたやすく英語を習得できるとは思えませんでした。
もっとも不得意な英語の勉強への嫌悪感、しかし、これをやらなければ一生、劣等感を引きずって生きなければならないだろうという恐怖感は人一倍強く持っていました。
そんな気持ちが行ったり来たりし、それなりに快適なコペンハーゲンでの生活を切り上げる時期を決めかねていました。
写真はプラハのみやげ物店。人形劇が盛んなお国柄で操り人形を売っている店が方々にありました。2004年12月
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