僕の45年間ー862011/02/15 22:11

 僕はなぜかエンジンという代物が好きなのです。小学生の5~6年生の時には模型飛行機用のディーゼルエンジンを買っていじくり回していました。また、高校生時代には、今はありませんがブリジストン製前進2段ギアの原付バイクに乗っていたことがありました。これは東京の京王線桜上水駅近くに住んでいたころの、中学同期の古谷君の影響でした。彼の実家は一つ駅手前の下高井戸で酒屋さんを営んでいました。店では配達用にホンダスーパーカブという原付バイクを使っていました。古谷君は家事手伝いも兼ねてそのバイクでときどき僕の下宿まで遊びに来ていました。そんなことでエンジン好きの僕も小金井まで出向いて免許を取り、バイクで遊びました。

 店頭にあったソレックスは手入れはされているようでしたが随分古いように見受けられました。僕は好奇心から値段を聞いてしまいました。そして、そんなに安いの、と思いながら、頭の中ではコペンハーゲンまでの電車賃でソレッスクの値段を割っていました。しかし、僕はデンマークの免許は持っていませんでしたから論外だと思いました。
 
 翌週、ユースホステルでその話を誰かとした際に分かったことは、デンマークでは原付に免許は不要であるということでした。
 僕は頭の中でソレックスの「経済効果」を改めて計算をし、季節の良くなったコペンハーゲンでバイクに乗ることの楽しさを加え、デンマークを出るときには売れるだろうと算段しました。

 デンマークの主要な道路には車道と歩道の間に自転車道があり、原付は自転車道を走ればよいので日本に比べて安全でした。
毎週末、ソレックスに乗ってコペンハーゲンの街に繰り出しました。エンジンは49CCで2サイクルエンジンだったと思います。

 タイヤは少々へっていましたが故障知らずで、それはそれは風を切って快適に走ってくれました。リュンビューからコペンハーゲンへの道は少し下り坂でしたから行きはヨイヨイでしたが、帰りはエンジンが悲鳴を上げそうになることもありました。そんなときには自転車と同じにペダルをこぎました。

 金曜日の就業時間が終わるころ、先週分の給料が支払われました。僕は1000ドルの目標に向けて守銭奴のごとく節約をして貯まったお金を計算しました。

 写真は前述のドヴォルザーク博物館の庭のベンチ。2004年12月
Free Access Counter Templates