朝日新聞記者 高橋純子2019/12/18 20:54

 朝日新聞記者 高橋純子氏の記事です。東京新聞の望月衣塑子氏同様、こちらも歯切れがいいです。

朝日新聞朝刊(多事奏論)2019年12月18日
<オーラ消えた会見 みみっちい首相へ別れの手紙>
高橋純子

 ・・・いや、「桜を見る会」について、言いたいことは山ほどあるのだ。だが、何をどう書いても、首相と対峙(たいじ)しているというか、がっぷり四つに組めているという手応えが得られない。なぜだろう? 焼きが回ったのか私、ついに諦めの境地に引きずり込まれてしまったのか私、と寝ながら不安におののいていたのだが、9日夕、首相の記者会見を見て、わかった。
 なんだよ、首相がふ抜けているではないか。これでは組み合えない。「マヨネーズ地盤」に杭は打ち込めない。
*****
。・・・憲法改正について「必ずや私の手で成し遂げたい」と語ってはいたが、機能としてはアントニオ猪木の「元気ですか!」に近い。ファンサービスの一環であり、首相としてしゃんと立っているところを見せるための「杖」の役割も果たしているのだろう――なんて、「アンチ安倍」と後ろ指をさされている私のような者に哀愁をかぎ取られているようではまずいだろう。かなり。余計なお世話だけど。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://tadashi.asablo.jp/blog/2019/12/18/9190981/tb

Free Access Counter Templates