これにめげず2015/10/05 23:55

 昨日でした。夜間に宅配便が届きました。キヤノンから公募に応募した作品のファイルが返却されてきたのです。中に手紙が入っていました。
「選考されませんでした」という文字が書かれていました。

 これが届くまでは何かにつけて気持ちが宙ぶらりんで身が入らなかったのですが、これで一区切りです(笑)
 今回のが6本目の作品でした。自信作ではあったので残念なのですが、落選もありでよい、と思っています。
 
 ずいぶん前になりますがある小説家のエッセーを読んだことがあります。若いころは書き上げた小説を出版社に送り続けて、何十社目かでようやく認めてもらったという話です。むろん、僕のはそこまで立派な話ではありませんが、応募作品を郵便局から送るたびに思い出します。

 また、僕自身の経験ですが・・・。30歳代に英語学校を始めたころのことです。僕にとって一番経費の掛からない宣伝方法は街頭でチラシを配ることでした。受講者獲得の確率は、と思いながら街頭に立ちました。一般的に言われていたのは1000枚配って3人の問い合わせ、ということでした。

 結果も大事なのですが、僕にとって一番有益なのは、作品を応募できるレベルまで昇華させる過程なのです。締切日ギリギリに郵便局から送り出すまで、作品と対話をし続けます。それは楽しいというよりは、途中で投げ出したくなるくらい苦しいと感じることが多い作業です。


 そんなことでキヤノンギャラリーは失敗でしたが、次はどこのギャラリーの公募に送ろうかと考えています。幸い、近頃は「使用機材は弊社のに限る」という文言がなくなってきているのはありがたいと思っています。

 まず、少し勇気を出して、応募することだろうと思っています。

 写真は昨日の夕方です。久しぶりに虹を見ました。

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