映画―「最強のふたり」2012/09/16 22:31

  久しぶりに妻と映画館へ出かけました。

 この映画は、実在する人物である Philippe Pozzo di Borgo フィリップ(フランソワ・クリュゼ)自身が書いて出版をした本を素に制作された作品です。話は本人と介護人 Abdel Yasmin Sellouマガリ(オドレイ・フルーロ)との間のさまざまなやり取りやそれから派生する出来事をユーモア豊かに、人生賛歌の作品として仕上げています。
 http://saikyo-2.gaga.ne.jp/

 フランス語の原題はIntouchablesで、英語では多分untouchableアンタッチャブルだろうと思います。英語から想像するに手がつけられないほど二人の人間関係か友情が「最強」なのか、または、介護人の出身が、犯罪歴があるuntouchable最下層民(インドのヒンドゥ教では)に由縁するのかはわかりません。

 話は富豪の下半身不随の雇い人が自分の介護する人を雇おうとする面接の場面から始まります。

 人間関係には、たとえそれが夫婦や親子であってもいろいろな遠慮というか「言うべきでない」ことがあろうかと思います。それが余計な誤解を生み、関係がより複雑になることが分かっていても、何故か制御らしきものが働いてしまいます。しかし、マガリはそんなことに一切頓着なくズバズバと話し、行動をします。受手の富豪で身障者であるフィリップはこれまでの介護人のようにオドオドしないマガリの接し方に快感を覚えます。
 
 僕が思うフランス映画の味付けとは少し異なる印象がありました。ハリウッド映画の要素が取り込まれているような気さえしました。と思ってチラシを読んでいたら「ハリウッドでリメイク決定!」となっていました。
 
 気になるのは、ハリウッド映画では二人の女性秘書役をどのように描くのかです。つまり、少なくても彼女たちの存在がこの作品をフランス映画ラシクしていると思うのですが、ハリウッド作品ではどんな風に仕上がるかなと興味が湧きます。

 妻と話しました。DVDが出たらもう一度観たいネ、と。

コメント

_ 平田範子 ― 2012/09/23 13:13

偶然ですが「最強のふたり」を私も見ました。
お休みに千代さんを姉に見てもらって映画やショッピングに
行かせてもらいます。
この映画は最近見た映画の中で私にとって一番です

_ 大坂忠 ― 2012/09/24 10:13

範子さま
そうですか、ご覧になりましたか。いい作品ですよね。
何かーー勇気与えてくれる、そんな映画ですね。

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