日々・その22012/02/03 22:02

 今日の朝日新聞夕刊の「映画」のページに「イ・チャンドン監督『ポエトリー』」という記事があります。その映画については下記のサイトをご覧ください。
http://poetry-shi.jp/

 僕はこの映画はもとよりイ・チャンドン氏のことも知りません。しかし、記事を読みながら僕が写真を独学していた学生の頃に何を考えていたのかを鮮明に思い出していました。
「恐らく若い頃から『言葉や文章は現実に対して何が出来るのか』という問題を考え続けていたこと、~」と氏は記者に語っています。

 僕は「写真は現実に対して何が出来るのか」という大それたことを考えていました。

 イ・チャンドン氏は次のようにも語っています。
「~言葉と沈黙とで構成される詩は、余白がなくては成立しない。言葉は多くないが、真理を語ろうとしている」
 これを読みながら僕は「ウ~ン、余白なんだよね。写真にも余白が大事。その余白に何を語らせるかが肝心なところ」と独り言を呟いていました。


写真は深夜のすすき野の路面電車。
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