言葉のいじめ・・か2020/05/26 11:42

 新聞を読み、TVの発言者の言葉を聞き、話の半ばに自己嫌悪に落ち込むのは僕だけではないと思うのですが。
 僕は、カタカナ語が出てくると、使われている言葉を理解できない自分が悪いのかなと思ってしまうのです。漢字の場合は読めず書けずでも意味は見当がつくことが多いのでそれほどでもないのです。しかし、それがカタカナ語になると、その感情はもう少し複雑です。加えて、それが英語らしいとなると、僕くの場合なおさら複雑な自己嫌悪の感情に襲われるのです。
  
「ソーシャルディスタンスSocial distance」
「フィジカルディスタンスPhysical distance」
「クラスターcluster」
「アライアンスAlliance」
「ロードマップRoadmap」

 最新版の外来語辞典をいくら買い続けても、お手上げと思う向きは多いのではないでしょうか。
 僕はニュース原稿を書いている、自己中心的で、他者に伝えようとする気持ちのない人々に「カタカナ語を一切使わないで原稿に書き直してみてください」という宿題を差し上げたく思います。

受刑者の医療は国民健康保険の給付対象から除外されている2020/05/26 23:50

朝日新聞デジタル 私の視点 2020年5月26日
<新型コロナ 皆保険の外 受刑者の医療体制、見直して>
菊田幸一(明治大学名誉教授、弁護士)

(全文も是非お読みください)

  新型コロナウイルスの感染拡大のなかで、私が気になっているのは、刑務所や拘置所などの刑事施設に収容されている被告や受刑者らがどう扱われているか、という問題だ。

  大きな問題は、世界に誇る国民皆保険の国である日本において、受刑者の医療は国民健康保険の給付対象から除外され、法務省の医療費で賄われていることにある。

  刑務所の医療は専従の医師が不足し、外から通う嘱託医で補っている状態で、必要な診察も控えられる傾向にある。がん患者が末期になってようやく医療刑務所に移送されて死に至る事例もあり、訴訟も相次ぐ。

  刑の確定による公民権停止が命にかかわるとしたら、形を変えた刑罰ともいえる。コロナ禍の中で、刑事施設に必要な治療器具が完備されているとも思えない。シャバにいれば死ぬはずのない者が、刑務所内では死に至るかもしれないのが現状だ。
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