キヤノンギャラリー3日目2011/08/21 01:02

 経験的に、展示会場で批判的な感想を話す人はほとんどいません。全くいないわけではありませんが極めてまれだと思います。そう方は足早に会場を後にします。

 
 僕に「お撮りになった方ですね」とか「作家さんですか」と言って話しかけてくださる人は、僕の写真やテーマに何らかの意味で好意的な印象を持ってくれた人です。


 「ええ、写真やな。やっぱり、こいうテーマ性を持って撮らんとあかんな。わしは若いときから撮ってるんやけど、自分でも面しろうないと感じているんや。そりゃ、花を撮らせたらうまいで。しかしな、何回も見ていたらな、飽きるで、自分でな。せいぜい、コンテストに入賞してな、仲間に自慢して、それで終わりやねん。やはりな、これが写真の本髄やで。大したもんや。脱帽です!」
 70歳過ぎくらいに見えた男性でした。機材は*リンホフとハッセルブラードだとおっしゃっていました。*超高価な、大型のカメラ



 「この人達の笑顔はスバラシイな。よくもマア、こんな自然な感じで撮れるもんやな。それにな、一枚一枚の写真の背景にそうとう神経を使っているのが分かるナ。この写真の背景は、黒板に『Will』と書いてあるやろ。わしにもWillの意味は分かるで。『意思』やろ。生徒さんたちは強い意志を持ってこの学校に来て勉強をしようとしているのが良く分かるな」
 僕よりも少し若い方とお見受けをしました。



 「モノクロはいいですね。久しぶりにこんだけの枚数のモノクロプリントを見ました。この作品にはモノクロがぴったりやな。見事に成功してますな。で、どこの現像所ですか」
 このひとの肩には年季の入った感じの高級一眼レフフィルムカメラがぶら下がっていました。
 僕は「自分で・・・」と言いかけました。
 「そうですか、立派な暗室をお持ちなんやな」
 僕は「いいえ、その・・・・」


 僕の大阪滞在は、会期途中ですが今日で終わりました。夕方、4時半に会場を後にしました。その時点での入場者数は初日から数えて650名でした。初日は大阪人にとっても耐えられないくらいの酷暑、昨日と今日は雨模様と、人出を期待できる天気ではありませんでした。天気さえ良ければ、最終的な一日の平均は300名前後と聞いていますが、どうなるか。日曜日は休館。月、火、水と残り3日です。

 写真は昨日の会場風景です。

明日から水曜日まで最終の展示2011/08/21 22:25

 ギャラリー会場で僕に声をかけてくださる方は圧倒的に同世代で男性です。僕の方から声をおかけすることはしません。やはりその人の気分があると思いますから、お邪魔にはなりたくないと思うからです。
 
 僕自身がギャラリーへ出かけて作品を拝見するときには、好きだなと思えば、そして、撮った人が居ればのことですが、お声をかけてお話を聞きたいという衝動に駆られます。自分の感想を伝えるというよりは、やはり表現者の生の声をお聞きしたいと思うからです。


 作品を発表している人はやはり表現者ですから、何か言いたいことがあるのだと思います。展示している作品だけで十分言い尽くしていると思っている人はあまりいないだろうと思います。やはり、作品に付け足して、あるいはまったく別のことでも、自分に関心を持ってくれる人が居るなら、お話の機会はありがたいと思っているはずです。そんな理由でもなければ会場に居る意味がないと思うのです。自分の作品を警備するのが目的じゃありませんから。


 キヤノンギャラリー梅田では、作者不在ですが明日から水曜日まで最終の展示が行われます。最終日は午後3時で閉店です。ご留意ください。

 写真は昨日、頂いた感想文です。

札幌には秋の気配が・・2011/08/21 23:31

 大阪での3日間を終えて千歳空港に着き、都心行きのバスに乗るために外に出ました。大阪の気温とは全く違って、深呼吸をするのが気持ちが良いと感じられました。長袖のシャツを着ていたのですが肌寒さを感じるほどでした。


 6階にある拙宅に着いて、全部の窓を開放し、空気を入れ替えました。心地いい風が吹き抜けてゆきました。


 僕らは、東京で言えば丸の内と銀座と池袋か新宿がカクテルされたような感じがする大阪駅前に3日間いました。大阪の人にとっても「今日はひどい」といわせた初日の気温、節電による冷房温度の設定の高さ、小雨模様での湿気の高さ、600万人の人口の人いきれの中に3日間だけでしたがいて、薄野の拙宅に着いたときには開放感を味わいました。


 今日の午後は久しぶりに薄野を1時間ほど徘徊しました。空を見上げると明らかに秋の空を感じさせ、西日の影は長く伸びていました。家に戻って何気なくテレビに目を向けると暖房器具の宣伝をやっていました。
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