そうり! こりゃだめだ!2017/01/25 09:24

 僕にも苦い経験があります。英語学校を経営していた頃です。日本人の職員の一人に「先生、encourageの訳語は?」と訊かれました。僕は「『勇気づける』とか『,励ます』じゃないの」と答えました。続けて「animateは?」と。僕は「『勇気づける』とか『,励ます』の意訳は考えられるけれど、辞書的に言うと『鼓舞する』『~に生命を吹き込む』だと思います」と答えました。

 職員 「あ~、はい。コブするですね」
  僕  「え、コマイじゃないの?」
 職員 「先生、だめですよ!あれはコブです」
 
 という訳で僕は鼓舞をコマイと覚えていたことに気付かされ赤面した経験があります。
 もしかしたら、この読者の中にも同じような思い込みで音読みを間違って覚えてしまった方がおられるかもしれません。

 さて、これは日本を代表する内閣総理大臣のおハナシです。

「1月24日の国会答弁で安倍晋三首相が「云々(うんぬん)」という漢字を読めず、「でんでん」と発言していたことが分かりました。これは蓮舫代表とのやり取りで安倍首相の口から飛び出てきた言葉で、プラカードを掲げた民進党や野党を皮肉る言葉を繰り返している中で
「訂正でんでんというご指摘は全くあたりません」
と発言。

あまりにも安倍首相が堂々と言っていることから野党側も気が付いていない感じでしたが、後からジックリと見直してみると、言葉の違和感が強いと言えるでしょう。」

下記のYoutubeで実際の場面を見ることができます。
https://youtu.be/4luEDoxWqOk

原稿を書いた官僚がルビをつけることを忘れたらしいのです。嗚呼。

追伸1:僕は自民党に投票はしていません。
追伸2:言葉に厳密な共産党の志位委員長あたりのご意見をお聞きしたいものですが・・・多分、こういうでしょうね。
「意見?う~ん、日本の歴代の総理大臣のお家芸ですかね」
Free Access Counter Templates