日本の社会の時限装置→時限爆弾2019/11/13 17:03

 老後の生活、と読んだり聞いたりするとぞっとするのは僕だけではないと思います。僕は74歳ですからすでにその範疇に入っているのですが、やはり心中穏やかではありません。
 下記は朝日新聞2019.11.10 朝刊「視点」の記事です。かいつまんでここに載せます。
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<老後が怖い>
 喜ぶべきはずの長寿化が不安を呼び、人生のリスクとなる。そんな時代に私たちは生きている。

 日本の人口はピークを過ぎて減り続け、高齢化率は
20年後に35%、
40年後に40%
に迫る。

 働く世代に支えられる高齢者や子ども、いわゆる従属人口が国民の半数近くになって
労働力が不足し、
総収入が減り、
モノが売れなくなる。
税収が落ち込み、
社会保障の持続可能性が危機に瀕(ひん)する。

 団塊ジュニアという人口の塊が高齢世代入りする
2040年、日本は最大の危機を迎え、
先進国から滑り落ちる恐れも現実味を帯びる。

どの政党が政権を担当しようと必ず作動する時限装置である。

 もし高齢者にも自己責任が課され、「働かざるもの食うべからず」の強迫に追い立てられるとしたら、それは暗黒の未来である。

 単線のレールに全員が乗り、一定の年齢で同時に降りるような「老後」は消えていく。まちまちの心と体を抱える高齢者すべてが人生の夕暮れを安心して過ごせる社会とは、どのようなものだろうか。

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