証拠隠滅2019/06/09 19:44

つまり、証拠を残さない→意図的な証拠隠滅であると僕は思います。こんな不正直な政権を許すわけにはいきません。

とりあえず2019/06/11 21:55

僕は幸いにもまだ、認知症になったときの感情は想像できません。が、その予備軍に属する者としての「やり直しということがもう脳裏をよぎらなくなる……。」という感情というか思い、或いは、最終宣告のようなものは実に重く、日々の生活の中で実感しています。
大きくは、人生のやり直しはもうあり得ないのです。小さくは多々あります。
今日はとりあえず、しばらく読んでいない本類をここに仕舞いましょう、という類の「とりあえず」は全く意味のないことでなのです。体力的にも精神的にもやり直しはあり得ません。
自分の老化を全く意識していなかった若いころのことです。ある高齢の美食家がこう言いました。「大坂さん、僕はね、僕の生涯であと何回食事ができるか、を意識しているんですよ。だからね、とりあえずの食事というのはもうしないと決心しているんです」と。

僕はとりあえず74年も生きのびてきました。結果的に、幸いにもやり直したいという思いは全くありません。ただただ、創造主なる神に感謝したいと思っています。

写真は朝日新聞朝刊 2019.6.11の記事です。

多和田葉子2019/06/17 21:12

  「平和な時には、国がいのちを守ってくれて、戦争になったら国を守るためにいのちを使う、という国家生命保険には入りたくないのです」
(多和田葉子)
朝日新聞朝刊 2019.6.15
<折々のことば>


多和田葉子
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9A%E5%92%8C%E7%94%B0%E8%91%89%E5%AD%90
 僕はこの記事で初めて氏のことを知りました。氏はドイツ語などの外国語でも作品を発表している方のようです。その中の「言葉と歩く日記」 (岩波新書) 新書が気になっています。Amazonの書評の一つに下記のがありました。

『この本でとくに印象にのこったのは、ひとつの文章のなかで時制を変えるニュアンスについて書かれたくだり。多和田氏は2つの文章をあげている。

(a)「目が覚める。しばらくして目覚まし時計が鳴る。ラジオをつける。コーヒーを沸かす。コンピューターを起こす。顔を洗う。そして、わたしは昨日書いた詩を読み返した」

(b)「目が覚めた。しばらくして目覚まし時計が鳴った。ラジオをつけた。コーヒーを沸かした。コンピューターを起こした。顔を洗った。そして、わたしは昨日書いた詩を読み返す」』

 僕の場合、日本語の時制と英語の時制について大いに興味がわきます。

映画 新聞記者2019/06/20 11:14

 映画「新聞記者」
https://shimbunkisha.jp/

 僕は、邦画界にこのような内容の作品をつくる人々が現れ、大変楽しみにしています。

 俳優・高橋和也(内閣府に勤務する神崎俊尚役)はしんぶん赤旗 日曜版2019.6.16に「勇気ある映画です。(略)今はここまで鋭く社会に切り込んだ劇映画をつくる度胸のある人たちはほとんどいない」と語っています。

 一人の新聞記者の姿を通して報道メディアは権力にどう対峙するのかを問いかける衝撃作。
 東京新聞記者・望月衣塑子のベストセラー『新聞記者』を“原案”に、政権がひた隠そうとする権力中枢の闇に迫ろうとする女性記者と、理想に燃え公務員の道を選んだある若手エリート官僚との対峙・葛藤を描いたオリジナルストーリー。

 東都新聞記者・吉岡のもとに、大学新設計画に関する極秘情報が匿名FAXで届いた。日本人の父と韓国人の母のもとアメリカで育ち、ある思いを秘めて日本の新聞社で働いている彼女は真相を究明すべく調査をはじめる。

 全国上映は2019年06月28日(金)から各地で。

 *投稿をしていただく場合、「僕の名前は」には大坂忠と記入してください。

僕の前立腺がんのこと2019/06/21 19:32

僕の前立腺がんのこと
 僕は糖尿病があるのでほぼ40日に1回の割合で専門医の検診を受けています。毎回血液検査をしてくれます。年に一回は糖尿病とは関係がないのですが、前立腺がんの検査(PSA検査)を含めてもらっています。昨年は正常値でしたが今年の春の数値が少し高めでした。
http://www.beckmancoulter.co.jp/campaign/blue_clover.html

 内科医に紹介状を書いていただいて北海道大学病院泌尿器科で検査をしていただいていました。いくつかの検査を受け、今日、最終的な結果と治療方針が示されました。

 先週の診断で前立腺がんがあることはわかっていました。そして、今日はもっと詳細な説明と治療の選択肢について説明を聞きました。

🔴僕の結論
治療方針は下記の3番とする。
理由は生活の質の維持と、1年後に2か3を検討しても遅くはない。

北大病院泌尿器科で先日のCTと骨シンチ検査の結果を聞きました。
骨への転移は無いということで安心しました。
僕の前立腺がんの現状は、初期と中期の中間のものであることが確定されました。判定(グリソンスコア)に6から10の段階があり、僕のは7で被膜内にとどまっていること、併せて悪い「顔」のガンではないという説明でした。この「顔」という表現は、ガンの規模ではなく、進行の速さや転移の可能性のことを示すようです。

🔴僕に示された治療方法は3つ
1、外科手術。腹腔鏡+ダヴィンチというロボットを使う。約2週間程度の入院。後遺症は術後、一定の期間、尿漏れが起きやすい。

2、放射線治療。後遺症は膀胱や前立腺の粘膜に炎症を起こし、出血があることがある。約1ヶ月半毎日通院。

3、経過観察。3ヶ月毎に血液検査(PSA)と肛門からの触診。1年後、針生検。その後、4年目、7年目に針生検。

🔴3を選択し、1年後の針生検でガンの進行が観られた時点で、再度、2又は3の選択を検討することも可能。通常、その時点で2,3の治療を選択することが遅すぎるという状況になることは考えにくい。

運が良ければ前立腺がんの経過観察をやっている間に僕の寿命が尽きるかもしれません。

というのが僕にとっての今日の大きな出来事でした。
前立腺がんは増える傾向にあるそうです。血液検査(PSA)を年に一回やれば大事には至らないようですからお勧めです。

*写真は僕の骨シンチグラフィーです。がんが骨に転移しているかを検査する方法です。
http://www.hosp.ncgm.go.jp/s037/130/010/scinti_01.html

映画 新聞記者2019/06/28 18:28

映画「新聞記者」を観ました。
政権の悪行とそれを報道しようとする新聞記者の攻防を描いた「フィクション」です。
内閣情報調査室の情報の操作、それを見抜こうと悪戦苦闘をする記者という設定です。

アメリカにも同様のテーマの傑作作品がいくつかあります。しかし、この作品との違いは過去のことか、今この国で起きていることかという事です。

その意味で、原作者の望月記者(東京新聞)と映画製作に関わった多くの団体や個々の人々の正義感と勇気に大きな拍手をお贈りしたいと思います。

ご覧になって、出来が良いとか良くないとか様々ご意見があると思います。僕はそれでも、国会で正直な答弁をしようとしない我が国の首相にうんざりしている方には、小異に囚われず大同をもってして、関係者の命がけの努力に報いるために是非、チケット代を奮発して欲しいと思うのです。

終盤、内閣情報調査室長が「日本の民主主義は形式で良い」と言います。
これを決して許してはならないのです。

全国で今日28日から。
札幌での上映
ユナイテッドシネマ
札幌ファクトリー1条館
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