カジノ法案 衆院委可決2019/05/20 17:01

 僕は、昨日今日に始まったことではないのですが、政府がカタカタ語を多用して国民が理解を深めることをあえてさまたげる風潮に憤りを覚えています。
併せて、その官製の文書をそのまま使おうとする報道記者や編集者の見識の低さというか、都合主義に呆れています。

 最近気になっているの表現に「IR法案」という表現です。この法案は「カジノ法案」とも言われています。

Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%B1%E5%90%88%E5%9E%8B%E3%83%AA%E3%82%BE%E3%83%BC%E3%83%88

統合型リゾート(とうごうがたリゾート、英称:Integrated Resort、略称:IR)とは、国際会議場・展示施設などのMICE施設、ホテル、商業施設(ショッピングモール)、レストラン、劇場・映画館、アミューズメントパーク、スポーツ施設、温浴施設などと一体になった複合観光集客施設のこと。日本においては、地方自治体の申請に基づきカジノの併設を認める区域を指定して設置される予定である。

 政府の答弁を見るとこれは明らかに「カジノ奨励法案」です。僕の勝手な推察ですが、「カジノ奨励法案」であることを理解している有権者は反対しているのではないでしょうか。

東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201806/CK2018061602000160.html
<カジノ法案 衆院委可決 19日、本会議通過へ強行>
Q 政府・与党はなぜIRが必要と主張するの。
A 日本を訪れる外国人を増やし、観光産業などを活性化させることで、経済成長を図るとしている。首相は衆院内閣委で「地域振興、雇用創出などの大きな効果が見込まれる」と訴えた。

Q 依存症患者が増え、社会に害悪を及ぼす可能性があるなら、合法化しない方がいいんじゃないの。
A 政府・与党はIRにカジノがあれば「お金持ちの外国人が来日し、国内で多くのお金を使ってくれる」と期待している。懸念を払拭(ふっしょく)するため、日本人の利用には一定の制限を設ける。法案でIRは全国三カ所まで、日本人客の入場は週三回、月十回までとし、六千円の入場料を徴収することにした。

Q それで十分と言えるの。
A 首相は規制を「世界最高水準」と強調するが、野党は「依存症対策は不十分」と批判。海外での失敗例をもとにカジノが外国人観光客増につながるとの主張にも疑問を投げ掛けている。

コメント

_ ぷろこるはるむ ― 2019/05/26 15:18

カジノ周辺の設備もすべて外資系の企業で占められるようですね。従業員も日本人が就業できないかも、と噂されています。国内的には何も良いことがないみたいです。

_ 大坂忠 ― 2019/05/26 20:22

ぷろこるはるむさん、ご無沙汰しています。
百パーセント分かっていることは・・・間違いなく多くの人々が何らかの不幸な状況に追いやられる、ということです。家庭崩壊や親子断絶、解雇などなどです。そこまでしても税収が多くなるなどと云う政治家の無責任さに開いた口がふさがりません。

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