ピエロの赤い鼻2018/12/26 09:46

  映画「ピエロの赤い鼻」を観ました。感動しました。
  私見ですが、欧米の多くの作品に「真実を知る、希求する」ということが挿入されています。同時にそのことが人間性とは何かを提示しているように思います。

 12~3歳の息子は週末にピエロを演じる父親と距離を置きます。ある日、父親の友人は父が赤い鼻を付けてピエロを演じ続ける理由を息子に語ります。

 戦争が終わり、ナチスに射殺された鉄道員の妻の家に二人乗りの自転車で向かいます。目的はある真実を話すためです。一回目の訪問では躊躇し、告白がでず帰路につきます。しかし、途中で

「真実がなければ希望もない。戻ろう」

と独り言のように自分たちに言い聞かせ、勇気を持って再度、その妻を訪れて自分たちが鉄道の設備を爆破したことを話します。

僕には真実を知ろうとすると、ジャマ者扱いにされがちな社会の在り方を考えさせらる場面でした。

レンタルできます。

 YouTube
https://youtu.be/53KEOI5WVqM

余談ですがーーーー。
60年代に「人間とは何か」という写真集が出版され、世界の主要な都市で写真展もなされました。僕の写真表現の原点です。
http://tadashi.asablo.jp/blog/2009/05/18/4311624
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