VoiceTra<ボイストラ>のご紹介2018/11/18 10:35

 VoiceTra<ボイストラ>というのをご存知でしょうか。僕はある新聞記事で読んで強い興味をそそられました。いわゆるAI人工頭脳を用いて情報収集をして作られた翻訳(通訳)ソフトです。

 朝日新聞の記事
「総務省が政府全体での自動翻訳導入に向けて動き出した。(中略)
ボイストラは2010年に初期型が完成。当初は単語が複数並ぶと翻訳の精度が落ちたり、翻訳に10秒以上かかったりしていた。人工知能(AI)による深層学習と呼ばれる技術の導入を経て、総務省国際戦略局の担当者は「昨年末ごろから精度が急上昇した」。現在は、英語検定のTOEIC(990点満点)で900点以上を取る人と同等の翻訳力があるという。日英では数百万通りの文章の対訳データを持ち、1秒程度で翻訳できる。」

 「VoiceTra」はアンドロイドでもiOSでも利用できます。無料です。

 僕も試してみました。進化を続けているソフトウエアーですが、現状では仮定法過去形と仮定法過去完了形に弱いと思います。これらは日本の英語学習者が最も苦手とする事柄ですから、人工頭脳も苦手なのかなと想像をしています。しかし、入力する日本語を工夫すると「正解」の文章が示されますから実用の範囲の域に入っているのではないでしょうか。
http://www.soumu.go.jp/soutsu/kanto/e-komfo/27/0414kk.html
http://voicetra.nict.go.jp/dl/voicetra_flyer_A4_ja.pdf

 翻訳ソフトは、Windows 3.1の後継としてWindows 95が出現したころからたくさんの試みがなされてきた分野です。以来、23年ほどが経ちました。英語屋としては感慨深いものを感じます。

 下記のサイトは営業をしていた当時のベテル英語センターのHPの一ページです。現在は英語に関する業務は一切行っていませんが前述の仮定法についてご興味がありましたらご一読ください。
http://home.interlink.or.jp/~bethel2/kateiho.html

コメント

_ ぷろこるはるむ ― 2018/11/18 12:31

仮定法の訳語自体がそもそも誤訳に近い、という話を聞いたことがあります。大学も出ていない私に大きなことは言えないのですが、細江逸記の主張した「叙想法」の訳語の方がイメージしやすいですね。通勤の電車も週末は外国人で満員です。高野山の紅葉がピークでした。

_ 大坂忠 ― 2018/11/18 16:47

ぷろこるはるむさん、こんにちは。願わくば今日は仕事が休みであればと思っています。
>「叙想法」の訳語の方が
お詳しいのですね。確かに日本語にない概念を日本語で体系づけるということは至難の作業であると思います。先達の研究者に頭が下がります。なにしろ僕は学校では赤点ばかりのダメ学生でしたから。
>高野山の紅葉がピーク
今なんですね(笑) 
こちらでは今日明日には初雪かと。
僕はすでにインフルエンザの予防接種はしたし、昨日は大きめの加湿器を奮発したし、さあ、ドンとこい、です。
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