写真展はお休み2018/01/31 01:45

 昨日は休館で、僕もギャラリーへの出勤がありませんでした。つまり、東京の休日を楽しんだのです。

 銀座に、以前に何度かここに書かせていただいた村上肥出夫画伯の作品を所蔵する兜屋画廊があります。女性の方が社長さんなのですが、これまでに何回か僕の個展に来てくださっているので挨拶にお伺いしました。東京都中央区銀座8-8-17 伊勢萬ビル8F
http://www.gallery-kabutoya.com/exhibition-introduction/

 この画廊では定期的に村上肥出夫画伯の展示会を行っています。
 僕は21歳の時に横浜から船でフランスへ行きましたが、村上氏と同じ船室でした。ひと月あまりを一緒に過ごした経験があります。氏は多分32~3歳であったと思います。これまでに会った人々の中で、妻以外では最も印象深い方なのです。
 そんなことをこのブログに何度か書いたことがあるのですが、社長さんがそれをお読みになって、数年前の「遠友塾」の写真展をキヤノン銀座でやった時にお目にかかったのでした。
 村上画伯の作品はWEB上で散見されます。素晴らしいです。天才というのはこういう人をいうのだと、僕は思っています。

 社長さんとの絵画についてのお話は実に楽しく、至福の時間でした。

 そのあと、おなじ銀座ですが1丁目にある「奥野ビル」を尋ねました。
東京都中央区銀座1丁目9−8
https://spicules.net/okuno_building/
 いくつものHPがあります。そのうちの一つには下記のように書かれています。
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かつては旧銀座アパートメントと呼ばれ、銀座界隈でも屈指の高級アパートだった奥野ビルは、今ではきらびやかな銀座の中でレトロな雰囲気を醸し出しているから目を引く存在になっています。1932年の建設当時には、民間の建物としては日本で初めてエレベーターを備えたビルとして注目された手動式のエレベーターもそもままの姿を残しています。今では画廊やギャラリーなどが入っており、中を見学することも可能です。
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 銀座8丁目から1丁目までテクテク歩きました。銀座はあまり知らないのでスマートフォンのナビゲーターが頼りでした。
 僕はその歴史的な建物を見て、どんなギャラリーがあるのかを知りたいと思い向かったのです。

 エレベーターに乗ろうとしたときに若い男性が、パリでは経験のある古式豊かなエレベーターを操作してくれたのです。そして、その方が「ギャラリーは6階から下ですよ。僕は5階で展示をやっていますから、よかったら後で寄ってください」と告げて5階で降りました。
 妻と僕は6階を見た後、その青年の展示を観ようと5階へ行き、探し当てました。布のバッグやタペストリーを制作販売しているようでした。妻は興味があったらしくユックリ見ていました。2坪かそこらの小さな部屋でした。僕は好奇心から、自分は写真を発表している者ですと自己紹介をし、部屋のレンタル料を尋ねました。青年は「そういうことでしたらビルの方がそこの部屋にいますよ。紹介します。その人も写真をやる方です」といっていきなり小さなドアを開けました。その畳一畳ほどの事務所に中年の男性がいました。いきなり、どんな作品を?ということになって、写真談義が始まりました。僕は現在ペンタックスで個展をやっていることなどを話し、将来、こいうギャラリーで小品の発表とか販売をやってみたいと伝えました。そしたら、3月か4月はどうですか、といきなり提案をしてくれました。僕は少なからず慌てましたが、秋ではどうでしょうかと言ってしまいました。
 短い時間でしたが、僕は何か肌が合うような気がしたのです。めったにないことです。そして、その場でファイスブックでやり取りをしましょうということになりました。

 妻を担当氏に紹介をしました。妻は「え! 本当に展示をここでやるの?」と半ばあきれたように、半ば、東京に遊びに来れる口実ができたことを喜んでいるかのように見えました。

 さて、僕は札幌に戻ったら、3月に向けてのサンプル作品の制作をしなければなりません。どうしましょう。

 写真は銀座での今日のランチを、半ば食べ終わっているところ。

コメント

_ ラボフューズ いとう ― 2018/01/31 21:23

建物の写真も、雰囲気があり素敵な空間てすね。
楽しみが増えていますね。(^_^)

_ 大坂忠 ― 2018/01/31 22:49

売れそうな写真、ということが最重要なのでどうしたものかと悩みます、はい。

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