奈良岡朋子氏の記事2017/07/15 19:45

 俳優で劇団民藝代表の奈良岡朋子氏の記事が「しんぶん赤旗 日曜版2017.7.16」に掲載されていました。1ページの記事ですが僕のスキャナーでは全部は無理のようですので、一部分だけでもと思いご紹介します。 また、松山善三氏の詩はhttp://www.utagoekissa.com/enpitsu.htmlからです。

本文から。  『優しく勉強家の叔父でした。あの時代、自由と平和を求めて、非業の死を遂げた人びとがいました。「共謀罪」と聞いた瞬間、思ったのは、叔父を殺した特高のことでした』

 僕は下記の報道に接し、小林多喜二が当時の特別高等警察(特高)によって獄中死したことを思い出しています。

<劉暁波氏死去>遺体を火葬 瀋陽市当局「家族の希望」  【瀋陽(中国遼寧省)林哲平】中国の民主活動家で13日に死去した劉暁波氏の遺体が15日朝、瀋陽市郊外の葬儀場で火葬された。瀋陽市当局が記者会見して発表し、火葬は「家族の希望によるもの」だと説明した。劉氏の事実上の獄中死に各国から非難の声があがる中、死去からわずか2日という短期間で火葬にした判断には、早期に状況を収束させたい中国当局の思惑が反映されたとみられる。今後、支援者団体が反発する可能性もある。(毎日新聞)

 また、僕は時折、反原発や反共謀罪の街頭デモに参加しています。そこには常に公安警察の目があります。ビデオカメラで参加者の様子をなめるように撮っています。

モノクロ写真2017/07/16 19:18

 学生時代にやっていた写真を再開したのが60歳のときでした。初めてのデジタルカメラは一からの勉強のやり直しでした。
 以来、12年も経ってしまいました。当時の目標であった10年で5回の個展を東京や大阪で開くは2015年に達成しました。
 しかし、2016年は病気で入退院を繰り返し、何もできませんでした。今年2017年はすでに半年が過ぎてしまいましたから何も起きないような気がしています。
 そんなことで、自らの作品に刺激を求めて、ここ数か月のあいだ、すでに撮影済みの写真の見直しをしています。僕の周りに外付けのハードデスクがゴロゴロと転がっているのですが、これらに未処理の写真データが無数に詰まっているのです。
 今取り組んでいるのはモノクロ写真です。僕は学生時代には、お金がなかったせいもあり、モノクロ写真しかやったことがありませんでした。そんなことで、モノクロに未練を覚えているのです。
 これまでも「玉撞き屋の千代さん」や「NYの主たち」でモノクロ作品を発表しましたがその諧調の出し方に少なからず不満がありました。
 
デジタル写真の良し悪しは処理をするソフトウエアーの性能に大きく依存しています。そしてその進化は著しいのです。
 僕は最近、Silver Efex Proという無料で優れもののソフトウエアーに出会いました。まだの方がおられましたらお勧めです。そんなことで、これがデジタルの大きな利点なのですが、古い写真データを再処理し、モノクロの諧調を整えるという作業をやっています。
 とき折、自分が撮った作品とは思えないくらいドッギと、感動を新たに覚え、ひとりでニンマリしているのです。

Silver Efex Pro
https://www.google.com/intl/ja/nikcollection/products/silver-efex-pro/

 写真は2015年6月の札幌祭りで。

モノクロ写真-22017/07/17 09:34

 シャッターを押せば間違いなくきれいな写真が撮れるという、フィルムカメラとは違う「精神状況」を作り出しているのがデジタルカメラではないかと思います。
 フィルムの現像が終わってネガをみて「ああ、撮れている」と肩から力が抜けてゆく、あの安堵感、あるいは、露出を間違ったりピントが外れていたりしていて、傑作への期待が破壊されてゆく、あの悔しさ、といったものはそれなりに貴重な経験であったと思います。
 以前にも書いたことがあることですが、大学生のときに週刊文春の暗室でアルバイトをやっていた時のことです。
 取材から帰社したカメラマンから「現像しておいて」と渡された数本のフィルムに何も写っていなかったときの、心臓が破裂しそうだった経験というのは、50年たった今になっても忘れることはありません。

 写真は2006年に神戸のホテルで撮りました。僕はこの写真を観る度に、父の書斎で、分からない漢字を飛ばしながら本を読んでいたことを思い出します。

福島菊次郎の写真集復刻2017/07/19 17:08

 福島菊次郎氏の写真集が復刻されました。
 僕は氏のことについて何回かこのブログに書きました。下記のサイトはその一つです。
http://tadashi.asablo.jp/blog/2015/10/24/7867143
 また、YouTubeで「福島菊次郎」を検索すると幾つもの動画を観ることができます。https://youtu.be/Y1liQpw9zK8


朝日新聞 夕刊2017年7月19日
反骨の写真集「ピカドン」復刊 長く絶版、56年ぶり

 反骨の報道写真家として知られる故福島菊次郎さん(1921~2015)の最初の写真集「ピカドン―ある原爆被災者の記録」が先月、56年ぶりに復刊された。

  「ピカドン」は1961年の刊行で、反体制運動や自衛隊、防衛産業などをテーマとした福島さんの「原点」だ。

  「この国に解決した問題は一つもない。責任の所在をうやむやにしてきたからだ」。晩年の福島さんはこう語っていたという。

出版社「復刊ドットコム」(東京都港区)5千円(税別)

モノクロ写真-32017/07/19 21:36

 終日曇りの日でしたが窓からは秋風を思わせるようは心地のいい風が入ってきて、仕事場は快適です。

 昨年の今日、僕は膵炎で2度目の入院をしました。ちょうど夜の今頃、10時ころから痛みを覚え始め、数日間にわたって七転八倒の痛みを経験しました。そして、水以外は口にすることができない状態を二ヶ月間経験しました。
 ある医療関連のサイトには「短期間で軽快する軽症から、多臓器不全(たぞうきふぜん)で死に至る重症(重症急性膵炎)まで、さまざまなケースがあります。年間の発症患者数は約3万5000人、そのうち重症膵炎は約5000人と推定されています」と記載されています。

 ということで、昨年の夏は高熱にうなされていました。妻は毎日見舞いに来てくれましたが僕の悪寒のためクーラーのスイッチを入れられず気の毒なことをしました。

 僕はいまだに脂質20g/日という食事を続けています。健康な日本人の1日の脂肪摂取量はおよそ50~60gです。ちなみに絹こし豆腐100gで3gの脂質です。僕はめったに食べません。納豆は半人前で我慢をしています。

 秋には脂質の摂取量を少し増やすことができれば良いなと思っています。そうすれば国内の旅行は可能かと・・?

 写真はすすき野です。

モノクロ写真-42017/07/21 09:29

 札幌にはたくさんのラーメン屋さんがあります。街の中心部だけではなく郊外にも。そして、それぞれの店が味を競い合っているようです。地元のTVのバラエティー番組でも盛んに取り上げられています。しかし、僕の散歩区域だけでも店の名前が替わったり、のれんの風情が替わったりと、この業界の盛衰は日々変化をしているようです。
 
 僕はというと、いつも外から眺めているだけで実際に食べるということはありません。安くはないということと合わせて、大変脂質が高いので天敵です。ラーメンを食べたいときにはもっぱら自宅でソバのタレで食べます。ラーメンの麺そのものの脂質は0.7~0.9g/100gなのでうどんやソバ、スパゲッティーと大差がありません。ラーメンをソバ風に食べるのはお勧めです(笑)

 写真のラーメン屋さんは拙宅から徒歩で10分はかかりません。いつもの散歩道にあります。食事時にはガイドブックやスマートフォンを片手にした家族連れやら若いカップルが席が空くのを待っています。
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