体調と手書き文字2016/08/06 16:21

 入院して二日目位から、これは尋常じゃないのではという痛みが始まりました。
 そこで、妻は小型のノートを用意してくれました。僕は薬の名称や検査名、数値どを時系列でメモをし始めました。
 分からない表現がほとんどですから看護士たちに尋ね、医師に聞き、Webで調べて、という具合です。
 しかし、当初の文字を読み返してみても???ヌヌが多く、我ながら呆れていました。
 ところが痛みや体温が安定しははじめて、僕の乱雑な手書き文字は大分読みやすくなったことに気付きました。
 
 父は最後まで万年筆派で、惚れ惚れする達筆な人でした。それでも晩年80歳を過ぎて、「忠、自分の書いた文字が悪筆過ぎて、読めなくなってきた」と嘆いていました。
 僕は「今でも、自分の手書き文字、読めないよ」と言いそうになって、言葉を呑み込んだ記憶があります。

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