診察1 断食中2016/05/20 22:21

 写真のように、僕は絶食中です。

 71歳になっても日々新たな経験を積んでいるのですが、今回のは大変厳しい、絶食というか断食が伴っています。
 30歳代の時に教会の行事に断食会があって、参加したことがありました。3日間でした。あの時の苦しさは生涯忘れることはないと思いました。しかし、今回はすでに6日間を過ぎているのにたいして苦しくはないのです。

 土曜日の夜に外出から戻り、10時ころになった途端に腹部に激しい痛みを覚えました。
 深夜になっても下痢はなく、痛みは激しくなるばかりでした。何十年も腹痛を経験していないせいもあって売薬はありませんでした。
 「明日は日曜日だから今日のうちに救急病院へ行きましょう」という妻の声に促されて、タクシーで大通り19丁目の医師会救急病院へ。幸い先客は1~2名ですぐに診てもらえました。僕の腹部をあちこち押しながら「炎症ですね。点滴をやりましょう」と40代の医師。「飲み薬も出しますから、楽になります。もし、良くならなかったら普通の病院へ行ってください」
 僕はこれで一件落着、と思いました。今度は腹痛の薬も買っておかなければ、と思いながら少し安心しました。
しかし、翌日も痛みは緩和されず、月曜日の朝になりました。
僕は、誰でも同じでしょうと思いますが、痛いのは嫌いです。これまでにもいろいろな痛みを経験しましたが、今回は痛みに強弱が全くなく、左下腹が持続的に実に激しく痛みました。

 末期がんの患者のための緩和ケアが話題になって久しくなります。その痛みの激しさは「殺してくれ」と叫びたくなる場合もあると読んだことがあります。僕はそのことを思い出しながら、死ぬかもしれないという不安とも闘っていました。
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