米国の原発閉鎖までの記録2014/06/02 22:45

 是非、是非ご覧になってください。
原発推進を唱える人々の考えの中心になっているのはあくまでもお金のことです。電力会社は無論のこと、自治体も、住人もお金以外には頭にありません。

 原発運用を続ければ続けるほど、今の人類は無害にする技術を持たない核のゴミを後世の人々に押し付けることになります。僕はそれほどの自己中心的な生き方は許されないと考えます。

 「去年夏、米国で福島第1原発と同じ型の原子炉を持つ原発の閉鎖が決まった。バーモント州にあるバーモントヤンキー原発。老朽化による汚染水漏れなどにより、運転延長への反対運動が起きていたが、福島の事故後、論争が過熱した。40年間の運転免許が切れる2012年に閉鎖すべきだとする住民と州政府。反発する電力会社は州を告訴した。原発閉鎖はどのような経緯をたどったのか…その過程を米国人監督が追った。」
http://dai.ly/x1xwzvy

原発再稼働遅れ、地震学者のせい2014/06/03 22:33

 樋口英明裁判長の判決文に次のが文言があります。杉山北大名誉教授はこの判決文を読んでいるはずです。しかし、それでもなお、原発再稼働を促す発言をしています。僕には「人の命の方が原発再稼働より大事である」としか読めないのですが、杉山北大名誉教授には通じないようです。

 「多数の人の生存そのものに関わる権利と電気代の高い低いという問題を並べて論じるような議論に加わり、議論の当否を判断すること自体、法的には許されない。」

<北海道新聞 2014年6月3日 朝刊掲載>
原発再稼働遅れ、地震学者のせい 
杉山北大名誉教授 規制委・島崎氏審査に持論
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/543097.html
 原子力規制委員会の審査姿勢を批判した北大の杉山憲一郎名誉教授 原子力規制委員会の審査姿勢を批判した北大の杉山憲一郎名誉教授

 原発推進派の杉山憲一郎北大名誉教授(原子力安全工学)が2日、札幌市内の会合で、9月に原子力規制委員会委員を退く島崎邦彦委員長代理について「思いつくことを後出しジャンケン的にやっているので、非常に(審査の)時間がかかる」と批判し、泊原発(後志管内泊村)など全国の原発再稼働の遅れは地震学者の島崎氏らの姿勢が原因だとの認識を示した。

 杉山氏が発言したのは、北海道商工会議所連合会や道経連など主催の「第1回北海道エネルギーシンポジウム」。

 杉山氏は島崎氏ら地震学者について「(地震の断層が存在する)可能性があるという話しかしないので、再稼働審査が進まない。世界で一番厳しい規制というが、規制委員が納得するための審査だ」と不満を漏らした。

 さらに事故が起きた東京電力福島第1原発も含め国内の原発の耐震性は震災前から十分だったと主張し、「原発の規制を全部見直す必要はなかった。ここだけ改善すれば当面は普通の産業のリスクより2、3桁低くなるというような判断を最初にすべきだ」と持論を展開した。

工藤艦長は『敵兵を救助する』と号令2014/06/04 19:35

 日本のシンドラーとも言われる 杉原千畝氏と同様、〇〇国人である前に一人の普遍的な人間であることを示した人物の記録です。 工藤艦長は『敵兵を救助する』と号令。マストに『救難活動中』を示す国際信号旗を掲げた。

 「イギリス海軍400名余を確認した『雷』の工藤少佐(当時)は敵潜水艦の有無を再三に渡って確認させ、その上で『敵兵を救助する』と号令。マストに『救難活動中』を示す国際信号旗を掲げた。工藤に対し、「艦長はいったい何を考えているのだ! 戦争中だぞ!」と批判の声も挙がった。英米による石油禁輸措置によって石油の乏しい日本にとって、発進・停止を繰り返す救助活動は、その後の戦闘を不可能にすることに繋がったのだ。」

 このドキュメンタリーでは「日本人の武士道精神」と表現していますが、それはあまりにも窮屈な視点だと思います。単純に、普遍的に人としてなすべきことした、人間性豊かな判断をした、で良いのではないかと、僕は思います。
「日本海軍駆逐艦『雷』艦長・工藤俊作の物語」
http://buzznews.asia/?p=29573
「日本のシンドラー 杉原千畝物語 六千人の命のビザ」
https://www.youtube.com/watch?v=6YoB-_oRw-U

河合弘之弁護士2014/06/08 10:36

 僕は先日の福井地方裁判所 樋口英明裁判長の判決文を何とか多くの人々に読んでほしいと願っています。大手の新聞などに告知(広告)記事を載せるなど、いい方法はないものでしょうか。


河合弘之弁護士
「あの原発事故の恐ろしさを見て『動かしていい』などとまともな人間なら思わないはずだ」6/1官邸前・国会前☆大抗議
河合弘之氏(弁護士/脱原発法制定全国ネットワーク・代表世話人)

<河合弘之弁護士のブログ>
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3757.html
<河合弘之弁護士の演説YouTube>
https://www.youtube.com/watch?v=T0uIBrhsZDw&feature=youtu.be&t=13m30s

<判決文の要旨>
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3728.html

みなさんこんにちは、弁護士の河合弘之です。
脱原発弁護団全国連絡会の仲間たちが、いま、日本中で差し止めの裁判を起こしています。
北は北海道の泊原発から、南は薩摩川内の川内原発まで、
私たちの仲間はいま必死に戦っています。

その第一の成果が5月21日に出た福井地裁の大飯原発3,4号機の差し止め判決であります。

私は311の事件をみた時に、
「あ、これで裁判官の目が覚めた筈だ」
当時はですね、もう我々の脱原発裁判はみんな負けて、敗訴が確定して、もう非常に沈滞した状態だったんです。
戦っていたのはわずか、大間原発、浜岡原発、島根原発だけでした。
しかし私は、絶対に裁判官はあの福島原発の恐ろしさと被害の大きさを見て考えが変わったはずだ。
目からうろこが落ちた筈だ。
良心を呼び覚まされた筈だから、もう一回裁判を起こし直そうと日本全国の弁護士に呼びかけました。
そうしたら300人の弁護士が集まったんです。
そして日本中で裁判を起こすようになった訳です。

その第一の成果が先日の判決の訳ですが、
まさにあの裁判官は、原発の恐ろしさを正面から見据えた、そういう目が覚めた裁判官だった訳です。
私たちの狙いは見事当たった訳です。

あの裁判の一番初めに書いてある事はなんだか皆さんご存知でしょうか?
「福島原発を忘れるな」
福島原発のあの事故の悲惨さからすべての判断をスタートさせなければいけないという、
そういう考えなんです。
これがまさに私たちの狙いでもありました。

あの福島原発事故の恐ろしさを見て「原発をもう一回動かしていい」などとまともな人間なら思わないはずだ。
これが当たった訳です。

そしてあの大飯原発の差し止め判決も、主はなにかと言うと二つあります。
ひとつはですね、基準地震動の決め方がいい加減だ。
10年間のうちに5回も基準地震動をオーバーする地震が来た。
なんなんだこれは、おかしいじゃないか。

基準地震動というのは全ての耐震設計のスタートです。
これぐらいの揺れが来るから、その揺れが来ても事故が起きないような、
そういう耐震性を備えようというのが基準地震動という考え方です。

500ガルにするか1000ガルにするか、それを決めるわけです。
で、それを決めたのに10年のうち5回も、
5回もというのはですね、柏崎刈羽とか女川とか、それから一番はっきりしているのは福島原発です。
あそこでも、あの事故でも基準地震動をオーバーする地震が起きた。
「それじゃあ全然あてにならないじゃないか」と、
そんな論より証拠、俗に言えば「百日の説法屁一つ」という言葉がありますが、
どんなにち密な議論で説得しても
結果として基準地震動を超える地震が10年のうち5回も発生したんは危なくてしょうがないじゃないかという、
そういう、極めて素人にもわかる論理。
しかも科学的な論理で出たのが今回の判決の第一です。
これを覆すことはほとんど不可能です。

柳田邦男2014/06/08 21:08

福井地裁の樋口英明裁判長の尊厳と勇気に満ちた判決文を、おしゃべりの話題にしよう!

@ppuripha: 大飯原発、福井地裁判決
根源問う画期的判決
柳田邦男
大阪日日新聞(2014.6.8) http://t.co/4TgVZl8hzC
https://twitter.com/ppuripha/status/475527688862461952

判決文の要旨
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3728.html

大坂忠のブログ
http://tadashi.asablo.jp/blog/2014/05/21/7318192

柳田邦男2014/06/08 21:08

福井地裁の樋口英明裁判長の尊厳と勇気に満ちた判決文を、おしゃべりの話題にしよう!

@ppuripha: 大飯原発、福井地裁判決
根源問う画期的判決
柳田邦男
大阪日日新聞(2014.6.8) http://t.co/4TgVZl8hzC
https://twitter.com/ppuripha/status/475527688862461952

判決文の要旨
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3728.html

大坂忠のブログ
http://tadashi.asablo.jp/blog/2014/05/21/7318192

あさこはうす通販サイト2014/06/09 19:29

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 「あさこはうす」については下記のサイトに僕の記事があります。「あさこはうす」~「あさこはうす10」まで。
http://tadashi.asablo.jp/blog/2014/04/18/7287593
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