キヤノンギャラリーでの個展決定2010/10/02 12:56

 先ほど、妻が玄関の方から「キヤノン(キャではありません。念のため。)」からよ!といって小荷物を持ってきてくれました。僕はああ、今回は選考外だなと思いました。なぜなら「玉撞き屋の千代さん」の時には「選考されました」という手紙だけが先に届き、数日後に応募した作品のファイルが返送されてきたからです。しかし、今回は作品のファイルがいきなり返送されてきたのでした。
 緊張しながら開封し、同封されていた封筒を見つけ、何度も読み、妻にも、「選考されました」を声を出して読んでもらい、フーっと深呼吸をしました。

 8月末締め切りのキヤノンギャラリー写真展公募に応募したのが8月13日でした。締め切り後、一ヶ月以内に手紙で選考結果をお知らせする旨が記載されていました。先回の「玉撞き屋の千代さん」の時には3週間ぐらいで結果が分かりましたので、じりじりする気持ちでキヤノンからの手紙を待ちました。
 8月半ばを過ぎてからは、応募した作品を何度も見返し、これが駄目だったかもしれない、あれが駄目だったかもしれないと不安感がつのりました。もしかしたら選考から外れたのかな、とも思いながら落ち着かない日々でした。

 これで、また、2年後の公募の応募に向けて新しいテーマで写真が撮れそうです。
 そのためにも、毎夜のススキ野徘徊で足腰を鍛えなければと思っています。

 と言うわけで、現在分かっている日程は次の通りです。
 大坂忠写真展
 自主夜間中学=遠友塾=」

キヤノンギャラリー銀座  2011年6月23日~2011年6月29日
キヤノンギャラリー札幌  2011年7月28日~2011年8月 9日
キヤノンギャラリー梅田  2011年8月18日~2011年8月24日

 以上、ご報告です。

 写真は、カタカナの練習をする70歳代の男性
 下記は札幌遠友塾のHPです。お時間がありましたら覗いてください。
 http://www.enyujuku.com/index.shtml

癌の定期検診2010/10/20 00:43

 今日は疲れました。疲れにもいろいろあります。たくさんの仕事が溜まって納期に間に合わないとか、何かの不具合が発生して何度も頭を下げなければならない羽目になったとか、いろいろありますね。それにしても今日のような加齢と共に生じ、どうしても逃げられない仕事は、心臓にも大変悪く往生をします。

 僕が腎癌で左側の腎臓の全摘出手術を受けて以来、丸々7年が経ちました。当時はたいした知識もなく無知でしたから全幅、担当医師を信頼し、総ステンレス張りの手術場でピカピカ光る天井を眺めて、少し寒いなと思いながら、僕のもっとも嫌いな脊髄に打たれる最初の麻酔の痛さを想像していました。不思議と恐怖心はありませんでした。術後の抗がん剤治療や、ましてや死については能天気でした。
  
 そんなことがあってから早くも7年が過ぎ去りました。つまり、今日、僕は7年目の定期健診を受けたのです。主に肺に転移がしていないかというレントゲンと血液の検査です。予約どおりに昼12時には採血を終えました。僕は血管が見つからない体質なで毎回毎回、採血の技師に苦労をかけます。今回に限ればブシュっと3回採血の針が入れられて、ようやくことの無きを得ることが出来ました。過去には5回も6回も針をさされて、ということもありました。
検査技師に聞くと手間をかけるのは僕だけではなく結構な人数がいるようでした。ならば、と僕は思うのです。「血管探査機」を発明して、ノーベル賞受賞の鈴木博士のように特許を取らず、などではなくしっかり特許を取って一儲けをしたいと。

 さあ、それからの待ち時間の長いことには十分な準備が必要です。僕は朝刊と週刊誌を家で用意して、鞄に入れてきました。隅から隅まで読んでもまだお呼び出しがかかりませんでした。
僕の予約は1時。1時半ごろになって、もうそろそろかなと。しかし、呼び出される名前は他人のばかりでした。じりじりと待たされ、肝心の肺への癌の転移はあるのかないのかを知らされるまで3時間も待ったのです。医師の言葉は「きれいな肺です。何の心配もありません。」という数秒で終ってしまいました。僕も妻もヒナヒナっとその場に崩れそうな気分になります。

もし、検査結果が悪かったら3時間の待ち時間、10分の診療時間に、僕は大きな声を出していたかもしれません。
願わくば一生涯、3時間待とうが4時間待とうが、そして結果を聞くのにたとえ10分であてっも、無罪放免でありたいと思っています。

写真は病院から出て空を見たら。秋がふかっまていますね。(iPad)

映画「セラフィーヌの庭」2010/10/20 23:07

 今日は久しぶりに映画を観ました。「セラフィーヌの庭」という作品です。実在した女流画家の話です。まだのようでしたら下記を覗いてみてください。
http://www.alcine-terran.com/seraphine/
 映画を観ながら僕は、大昔ヨーロッパ行きの船「カンボジア号」で一緒だった村上肥出夫画伯のことを考えていました。
http://tadashi.asablo.jp/blog/2010/07/26/5248803
http://www.bijutu.net/H_Murakami/Murakami%20Hideo.html

 時代も国も異なりますが二人の画家の人生が重なってみえました。間接的に耳にしている村上さんの様子は映画のセラフィーヌとあまりにも同じなのです。

降りました。2010/10/27 22:10

 時期が来るとちゃんと降るんですね。昨日は「本気か!」と思えるほどに雪が降りました。
 毎年、この時期になると幾つかの「雪が本格的に降り始める前にやるべきこと」を一日延ばしにする自分に苛立ちを覚えました。しかし、今年からはそれがありません。第一に庭はありませんから、来春の雪解けのことを考えて手入れをする心配は無用です。暖房器具の点検は、やはり無用です。ここは集中暖房ですから。除雪機のエンジンの調子を心配することももうありません。
 そんなことで今期の冬は、冬将軍と戦う緊張感はゼロです。大変気楽です。散歩をしながら、せいぜい転ばないように気をつけることぐらい、でしょうか。

 写真は今朝、並木のある歩道で。
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